ポールマッカートニー(Paul McCartney)がビートルズ(The Beatles)時代に他のメンバーのために作った曲を見てみましょう。近現代を代表する稀代の作曲家ポールマッカートニーはどんな曲を作ってメンバーに提供したのか。それが以下です。
- Every Little Thing
- Yellow Submarine
- With a Little Help from My Friends
あれ、3曲?なんか少なくね?
そうなんです。意外と少ないのです。他のミュージシャンには多く提供しているのですが、身内には少ない。なんともまあ身内に厳しい。
体育会のノリ?「自分で何とかしろ!」の精神だったのでしょうか?
ジョージハリスン(George Harrison)に1曲も提供していない点を深読みすると体育会系のポールの姿も見えてきます。ポールはジョージのグラマースクール時代の先輩にあたります。それをかわいそうに感じたのか、ジョンレノン(John Lennon)は可愛い弟分のジョージに2曲を提供しています。
ポールとジョージの関係はひとまずわきに置いておいて。ここではポールがメンバーにプレゼントした3曲をちょこちょこっと紹介します。3分かからず読み終わります。
超有名曲をあっさり提供できる懐の深いポール
リンゴが歌う想定で作られたYellow Submarine
さすがに年上のリンゴスター(Ringo Starr)には体育会系ゴリゴリの振る舞いはできなかったのでしょう。Yellow SubmarineとWith a Little Help from My Friendsの2曲を提供しています。さすがポールマッカートニーです。この超有名曲をあっさり提供できるところがすごい。
なんか、子供受けしそうな曲が思いついたぞ。
そうだ!リンゴに歌ってもらおう。
LOVE&PEACE
リンゴの歌唱力を考慮したことが結果として子供にも歌いやすい曲となり、今や世界中で歌われている曲です。この歌を知らない人っているのだろうかしら。
ビートルズの仲の良さを感じられるWith a Little Help from My Friends
言わずと知れたアルバム『サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンド』の2曲目。リンゴがビリーシアーズに扮して歌っている曲です。
曲を作ったから、いっちょ頼むよ、リンゴ!
LOVE&PEACE
リンゴのヴォーカルの後に、ジョンとポールがバックヴォーカルとして答えるという形式の"掛け合いソング(?)"の形式をとっています。
後の『アビーロード』のオクトパスガーデンもそうですが、リンゴが歌う曲には他のメンバーが協力的です。そう感じるのは私だけでしょうか。リンゴの歌を聞くとビートルズの仲の良さを感じられるので好きです。
ポールはジョンレノンにも曲をプレゼントしていた!
アルバム『ビートルズフォーセール』に収録されているEvery Little Thingです。作曲者はもちろんポールです。不思議なのはそれをジョンが歌っているのです。
特別ジョンレノンっぽい曲でも何でもありません。どちらかというと永遠の反逆児ジョンレノンには似合わない曲のようなきがします。むしろポールのほうがあっているような…
基本的には、自分で作った曲は自分で歌うスタイルのビートルズです。なぜポールはジョンに提供したのでしょう。そしてなぜジョンもそれを甘んじて受けたのでしょうか?
『ビートルズフォーセール』でヴォーカル数に差がついていた?
カバー曲を入れるとジョンが6曲でポールが3曲なので、"ヴォーカル数の調整説"も当てはまりません。これは"Walrus was Paul"的なビートルズの陽動作戦?なのでしょうか。
意図が不明です。こもまたビートルズの謎のひとつです。
もしポールに会えるならこの謎についてぜひ聞いてみたいですね。まあ、本人覚えてないだろうけど。その前に私は英語がはなせなかった。
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