ビートルズの超有名曲を作ったのは誰?ジョンレノン?ポールマッカートニー?

ジョンレノン
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ビートルズの楽曲の作曲者のクレジットを見ると、そのほとんどにレノンマッカートニーと書いてあります。レノンマッカートニー、これはジョンレノンのレノンとポールマッカートニーのマッカートニーを合体させた連名ネームです。

なので、実際のところ作曲者のクレジットをみただけでは、作曲者が分からないのです。そこで今回は、ビートルズがイギリスでリリースしたシングル22枚を取り上げ、一曲ずつ誰が作曲したのかを紹介していきたいと思います。まずはデビュー曲のLove Me Doから。

YouTubeもやっていますので、よければ見ていってください!


1962年から1966年 前期ビートルズのシングル作品

記念すべきビートルズのデビュー作 Love Me Do

まずはこの曲 Love Me Do です。1962年10月5日にリリースされたこの曲は、ポールマッカートニー作の作品です。歌っているのもポールなのですが、当初はジョンレノンが歌う予定だったとか。でも、ジョンはこの曲の中でハーモニカを吹いており、同時にボーカルは取れないという理由でポールが歌うことになったそうです。

イギリスでの人気を決定づけた Please Please Me

ビートルズの2作目のシングル Please Please Me はジョンレノンの作品です。イントロの部分のハーモニカがすごくロックンロールな名曲です。メインボーカルはジョンレノン。ポールのハモリも見逃せません。この曲をきっかにイギリスではビートルズ人気が高まっていきます。

ビートルズ初の1位獲得作品 From Me To You

3作目のシングルは From Me To You です。この曲は、ジョンとポールの共同作品で、二人で仲良くうたっています。移動中の車の中で書かれた曲とのこと。ポール曰く、作曲レベルを上げてくれた、重要な作品。

初期ビートルズサウンドと言えば She Loves You

4作目にして She Loves You です。この曲もジョンとポールの共作です。この曲の印象的なフレーズYeah Yeah Yeahはビートルズの代名詞になっていますね。ただ、1960年代当時、このYeahという言葉は、あまり品の良いものではなかったらしく、ポールの父親に「Yesに変えたらどうだ?」と言われたらしいです。

アメリカ合衆国も白旗をあげた I Want To Hold Your Hand

当時文化面でも経済面でも最強だったアメリカ合衆国をビートルズ一色に染め上げた5作目のシングル、I Want To Hold Your Hand はジョンとポールの共作。ボーカルはジョン強めですが、ポールの声も非常に印象的。この曲の人気はすさまじく、1時間に1万枚のペースでレコードが売れたらしいです。

予約販売だけで210万枚を記録した Can’t Buy Me Love

前作でアメリカでの人気を確立したビートルズが満を持してリリースさいたのが Can’t Buy Me Love です。この作品は、ポールマッカートニーによって作られ、歌われています。アメリカのビルボードチャート1位から5位までを独占したときの1位だったのがこの曲。ジョンも認める大名曲です。

初主演映画の主題歌 A Hard Day’s Night

純粋なるジョンレノンの作品です。ボーカルもジョンがとっていますが、中間部分でポールが歌っている箇所もあります。こういうチームワークがファンにはたまりません。アメリカのアカデミー賞の主題歌賞にもノミネートされています。ちなみに邦題は、「ビートルズがやってくる ヤァヤァヤァ」。

世界初のフィードバック奏法 I Feel Fine

8作目の I Feel Fine はジョンレノンの作品。イントロ部分はギターのノイズを利用したフィードバック奏法とよばれるものです。なんてもポピュラー音楽で初めて使われた手法だとか。そうした重要性もある曲ですが、注目したいのは、美しいコーラスです。ジョンの声に、ポールとジョージの声がばっちりマッチしています。

ヘビーなサウンドが素敵なTicket to Ride

Ticket to Rideもジョンレノンによる作品。従来のビートルズ作品とは一線を画すヘビーなサウンドが特徴。リンゴスターの特徴的なドラミングはポールのアイデア。リードギターはポールが弾いています。

コーラスワークが最高にオモシロイ Help!

10作目のHelp! もジョンレノンの作品です。超有名曲ですよね。ポップなサウンドに仕上げている一方で、歌詞の面はジョンの苦悩が表現されています。中後期になるとジョンはこうした「ワタクシ語り」的な作品を作りますが、この作品はその先駆け的な作品です。またコーラスワークも魅力的。ここはポールの貢献かな。ポールのセンスが光っています。

ギターリフが印象的な Day Tripper

11作目は We Can Work It Out 両A面シングルとしてリリースされたDay Tripperです。こちらはジョンの作品。イントロ部分、ギターとベースのユニゾンがたまりません。歌詞が多様に解釈される作品ですね。初めてプロモーションビデオが制作されたシングルとしても有名です。

2つの曲を合体? We Can Work It Out

Day Tripperと両A面シングルとしてリリースされた We Can Work It Out はジョンとポールの共作です。曲は、ポールが作った部分から始まり、途中ジョンの部分を挟み、ポールで終わっていきます。ジョンの部分でがらりと雰囲気が変わるため、もしかしたら別々の曲を合体させたのかも?のちの A Day in The Life を予感させる作り方です。

革命的なベースが聞ける Paperback Writer

Paperback Writer はポールによる作品です。美しいコーラスワークもさることながら、ベースラインにも注目してください。何らかの技術革新があったのか、この曲からポールのベースが重くうなり始めます。また歌詞も恋愛をテーマにしていないところがオモシロイですね。ちなみにこのシングルのB面のRainはジョンの作品。なんて豪華なシングルなんでしょう!

リンゴスターが歌うYellow Submarine

続くシングルYellow SubmarineはEleanor Rigbyと両A面シングルとしてリリースされています。歌っているのはビートルズのドラマーのリンゴスターです。なのでリンゴの作品…?と思いきや、作者はポールマッカートニーです。諸説ありますが、子供向けに作られたこの楽曲は、みごとに世界中のお子様の心をつかみました。ちなみにサウンドエフェクトを大胆活用したのはこの作品が最初らしいです。

実在の人物を歌った? Eleanor Rigby

Yellow Submarineと両A面シングルのEleanor Rigbyはポールの作品です。レコ―ディグに参加をしたのはポールのみで、演奏はストリングスのみという作品。Eleanor Rigbyというのはポールが作った架空の人物の名前です。奇妙な話ですが、後にリバプールのとある教会で同名の人物のお墓が発見されます。発見された場所が故郷のリバプールってところが、なんとも奇妙。と思っていたら、その教会はジョンとポールが初めて出会ったセントピーターズ教会で、もっと奇妙でした。

前期ビートルズのまとめ

1962年のデビューから1966年のYellow Submarine/Eleanor Rigby までをビートルズの前期とさせていただきます。こうしてみると、前期はジョンの作品が6曲、ポールが5曲、共作が4曲となっており、意外とジョンとポールの作品差は拮抗していますね。さて、後期はどうなっているのでしょうか?

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