ビートルズの名曲で酔いビートルズで酒の酔いを醒ます男です。
ビートルズはなぜ人気なのか?現代でもその人気は衰えていないのか?を解き明かすブログです。「ビートルズのシングルって何枚あるの?どれが一番いいの?」誰しもが、人生のどこかで必ず出くわすこの疑問にお答えいたします。
なるべく客観性を持たせたいのですが、売り上げ枚数でランキングをつけるのも味気ないので、今回はアメリカで発行されている『ローリング・ストーン』誌が選ぶ「史上最高の曲500」からビートルズだけを取り出してご紹介します(2019年5月28日閲覧)。
『ローリング・ストーン』誌はロックを含むポピュラーミュージックを扱う雑誌の中で最も権威のあるであろう雑誌です。そのローリング・ストーン誌から指名を受けたいわゆる業界の有識者の投票によるランキングです。
ビートルズのシングルの一覧がこちらです。すべて紹介すると長くなるので、ここではベスト3を紹介いたします。
1. ラヴ・ミー・ドゥ / P.S.アイ・ラヴ・ユー (1962年) 2. プリーズ・プリーズ・ミー / アスク・ミー・ホワイ (1963年) 3. フロム・ミー・トゥ・ユー / サンキュー・ガール (1963年) 4. シー・ラヴズ・ユー / アイル・ゲット・ユー (1963年) 5. 抱きしめたい / ジス・ボーイ (1963年) 6. キャント・バイ・ミー・ラヴ / ユー・キャント・ドゥ・ザット (1964年) 7. ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! / 今日の誓い (1964年) 8. アイ・フィール・ファイン / シーズ・ア・ウーマン (1964年) 9. 涙の乗車券 / イエス・イット・イズ (1965年) 10. ヘルプ! / アイム・ダウン (1965年) 11. デイ・トリッパー / 恋を抱きしめよう (両A面 1965年) 12. ペイパーバック・ライター / レイン (1966年) 13. イエロー・サブマリン / エリナー・リグビー (両A面 1966年) 14. ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー / ペニー・レイン (両A面 1967年) 15. 愛こそはすべて / ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン (1967年) 16. ハロー・グッドバイ / アイ・アム・ザ・ウォルラス (1967年) 17. レディ・マドンナ / ジ・インナー・ライト (1968年) 18. ヘイ・ジュード / レヴォリューション (1968年) 19. ゲット・バック / ドント・レット・ミー・ダウン (1969年) 20. ジョンとヨーコのバラード / オールド・ブラウン・シュー (1969年) 21. サムシング / カム・トゥゲザー (両A面 1969年) 22. レット・イット・ビー / ユー・ノウ・マイ・ネーム (1970年)
イギリスで公式リリースされたシングル限定だよ。
第3位 Let It Be(レット・イット・ビー)/ローリング・ストーン誌20位
第3位はLet It Be(レット・イット・ビー)です。ビートルズ=Let It Beと言っていいほど、お馴染みの名曲です。ポールマッカートニーの作品です。『ローリング・ストーン』誌のランキングでは第20位にランクインしてます。
理由は明確には記されていませんが、1960年代を定義づけたバンドの挽歌となったと記載されいます。おそらくビートルズの最後のシングルというだけで偉大なのです。Let It Beと共にビートルズは終わってしまいます。悲しいことです。理由なんてないのです。
第2位 I Want to Hold Your Hand(抱きしめたい)/ローリング・ストーン誌16位
第2位はI Want to Hold Your Hand(抱きしめたい)です。『ローリング・ストーン』誌のランキングでは第16位です。
…16位?
ちょっと低すぎやしませんか?20世紀の文化をひっくり返すきっかけとなった曲ですよ。ある意味この曲がなければ、今の音楽はなかったかもしれないのですよ。1位でもいいくらいです。
『ローリング・ストーン』誌のコメントも(私の英語力がないためか)よくわかりません。ますます納得がいきません。なぜだ!
第1位 Hey Jude(ヘイ・ジュード)/ローリング・ストーン誌8位
第1位はHey Jude(ヘイ・ジュード)です。『ローリング・ストーン』誌のランキングでは第8位で、ビートルズの中ではもっとも高い順位です。こちらも、なぜだ!と思うのは私だけでしょうか。
Hey Judeは名曲であり、確かにビートルズの中で最も売れた曲ではあるのですが、他の音楽への影響度や社会的影響度などを考えるとビートルズ内順位で1位かな?と思ってしまいます。『ローリング・ストーン』誌による選出理由もよくわかりません。
ともあれ、Hey Judeが『ローリング・ストーン』誌のランキングで最も高位をつけた曲でした。名曲であることは間違いなので、強引に納得しようと思います。
『ローリング・ストーン』誌のランキングではトップ10に1曲のみ!
『ローリング・ストーン』誌が発表している史上最も偉大な曲500からビートルズにフォーカスを当てて紹介してきました。おさらいすると…
- 第1位 Hey Jude(ヘイ・ジュード)
- 第2位 I Want to Hold Your Hand(抱きしめたい)
- 第3位 Let It Be(レット・イット・ビー)
という結果になっております。『ローリング・ストーン』誌は史上最も偉大なアルバム500としてアルバムのランキングも発表しているのですが、そこでのビートルズの扱いと比べると低めの評価になっています。アルバムの時はトップ10のうち4枚がビートルズの作品です。
ビートルズはシングル曲単体で聞くよりも、アルバムで聞いたほうがその良さを味わえます。この『ローリング・ストーン』誌の評価を好意的にとらえるなら、
ビートルズはアルバムで聞きましょう!
そんなメッセージなのかもしれませんね。
不思議なのは同誌は100 Greatest Beatles Songsというビートルズの曲に絞ったランキングも発表しているのですが、そこでの順位がここで紹介した順位と一致しません。I Want to Hold Your HandのほうがHey Judeよりも上にランクされています。
これはどうとらえるべきか。ビートルズクラスになると、有識者であっても「こっちのほうが好き!」と感覚で選んでいるのかもしれませんね。
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