ポールマッカートニーのすごさがわかるビートルズの曲を3曲紹介

ビートルズの曲

20世紀最高の作曲家って誰だと思いますか?いや、21世紀を含めた第二次世界大戦後の最高の作曲家って誰だろう。私は、ポールマッカートニーだと思います。

Yesterday、Hey Jude、Let It Be など…、今なお世界中の人々に愛される曲を、こんなにもたくさん作ったのってポールだけじゃないですか。とにかくポールってすごいんです。

ポールのすごさは一言じゃあ語れません。作曲家として、ベースのプレイヤーとして、ボーカリストとして、作詞家として…。いろんな方面ですごい!!

ここでは、独断と偏見で、ポールマッカートニーのいろんなすごさがわかるビートルズの曲を3曲紹介いたします(YouTubeでも紹介しています。よければどうぞ)。

まずは、ベースプレイヤーとしてのポールマッカートニーから。

ジョンレノン中期の名作 Rainのベースはゾクゾクする!

ベーシストとしてのポールマッカートニーも超一流です!

ビートルズの元メンバー、スチュアートサトクリフの後を受け継ぎベーシストとなったポールですが、過去「ベースなんて誰もやりたがらない…」と言っています。

望んでベーシストになったわけではないのかもしれませんが、ポールがベーシストになったことで、ベーシストに憧れた人は多くいるでしょう。なぜって、ポールのベースは革命だからです。

有名どころでは、Paperback WriterやSomethingのベース、Hey Bulldogのベースも忘れてはいけません。もちろんCome Togetherもです。

いろいろとベースの名演はあるのですが、今回取り上げるのは、Rainのベースです。ビートルズ史上最高のベースが鳴り響いている曲だと個人的に思っています。

この曲Rainは相棒のジョンレノン作の曲です。1966年5月にシングルPaperback WriterのB面としてリリースされています(A面、B面ともになんてクオリティなんだ!)。ポップとサイケの境界線にあって、決してキャッチーではないけどクセになる、そんな曲です。

この曲、なんといっても演奏がすごい!

ジョージハリスンのインド風のギター、そこに絡みつくようなジョンのボーカル、「ベストプレイだった」と本人が振り返るリンゴのドラム…。そしてなによりもポールのベースです。

もう、発想がすごいというか、なんといいましょうか。まとめると、鼻血がでるほどしびれる名演なんです。ビートルズは演奏がヘタという誰が言ったかわからない都市伝説を見事に吹き飛ばしてくれる名演です。ぜひ、ビートルズの公式YouTubeから聞いてみてください。

↓Rainを聞くならこのアルバム↓

ビートルズは基本的にシングル曲はアルバムに収録をしないという方針があったため、アルバム未収録のシングルが収録されています。ほぼ、ベスト盤といっても過言ではない内容の作品集です。『ビートルズ1』や赤盤、青盤がでるまではこのアルバムで、She Loves YouやI Want to Hold Your Hand、Hey Jude、Let It Beといったシングルを聞いていました。

 いろんなパロディも超一流 古き良きアメリカっぽい Honey Pie

続いては作曲家としてのポールマッカートニーのすごさです。

作曲家としてのポールのすごさなんて、今さら語る必要はないかもしれませんが、語らないわけにはいかないので語ります。だけどここでは王道の曲はあえて選外とします。

王道って…?

All My Loving 、Can't Buy Me Love 、Yesterday 、For No One 、Penny Lane 、Hello, Goodbye 、Let It Be…などなど、あげればきりがありません。ポールの作品のほとんどじゃないか!というくらいあげられます。

でもここでは、パロディに注目します。パロディというと言いすぎかな?パロディといいますか、実に「っぽい」作品をポールは作っています。こういうのがたまりません。

例えば、Back in the U.S.S.R.です。実にビーチボーイズっぽい!コーラスワークがビーチボーズっぽいので、正確には作曲と言えるのかどうか分かりませんが、まあいいじゃないですか。

そして、私が最も実に「っぽい」と感じているのが、アルバム『The Beatles(通称:ホワイトアルバム)収録のHoney Pieです。聞けば聞くほどいい曲ですね。実に古き良きアメリカっぽい!

私は、古き良きアメリカも知らなければ、古いアメリカの曲も聞いたことはないのですが、Honey Pieにはそれらをイメージさせるものがふんだんにちりばめられています。だから実際は知らないんだけど、「おお~、古き良きアメリカっぽい~」と感動しちゃうんです。

共感してもらえますかね?ちょっと聞いてみてください。

↓Honey Pieを聞くならこのアルバム↓

メンバー4人が好きなことをして作ったアルバム。何度聞いても飽きない曲がたくさん収録されています。ジョンのHappiness is a Warm GunやI’m So Tired、Yer Bluesといった楽曲の魅力はとても不思議です。とにかくいろんな曲がはいった大作。ホワイトアルバムは"世界で4番目に売れたアルバム"です。そして2枚組の作品では世界で1番売れています。

すごいポールは歌もうまい!I Want to Hold Your Hand

最後は、歌もうまいぞポールマッカートニーです。

ポピュラー音楽史上、最も多才な男、ポールマッカートニーは歌も上手いのです。ポールの歌の上手さは、どの曲を例にあげればいいのか迷ってしまうくらい多くありますが、Helter SkelterやOh! Darlingあたりを聞いてもらえば分かるでしょうか。I'm Downなんかも分かりやすいかもしれませんね。

ビートルズ解散後、ラジオから流れるポールの声を聞いて「やっぱり歌うまいなあ…」とジョンがTweetしたのはあまりにも有名ですね。そうです。ポールの歌の上手さはジョンレノンのお墨付きなのです。

今回取り上げる歌うまポールがわかる曲は、I Want to Hold Your Handです。

1963年にリリースされたこの曲はビートルズの5枚目のシングル。ビートルズの代表曲とも言えるこの曲は、ジョンとの共作で、ボーカルも仲良く二人でとっています。

ジョンとポールのハモリが最高なのです。特に注目したいのが、ポールの声。

And When I touch you I feel happy inside

It's such a feeling that my love

この歌詞の箇所です。曲中に2回登場するのですが、2回とも違った風に歌ってるんですね。1回目はユニゾンで、2回目はハモリ。最高ですね。

ポール、歌うまっ!

↓I Want to Hold You Handを聞くならこのアルバム↓

全英/全米で1位を記録した27曲が最高の音と映像で登場! 2000年にリリースされ全世界で3200万枚のセールスを記録。2000年代に最も売れたアルバムです。これ1枚でだいたいビートルズがわかる!でも、わかってからがビートルズ道のスタートです。ビートルズ研究のスタート地点に立たせてくれるアルバムです。

まとめ ジョンレノンが音楽業界にした大きな貢献とは…?

それは、ポールマッカートニーを発掘したことだと、ジョン自身が語っています。ありがとう、ジョンレノン。異論はございません。さて、今回、ご紹介してきた曲のおさらいです。

  • Rain
  • Honey Pie
  • I Want to Hold Your Hand

以上の3曲です。ポールの天才っぷりが感じられる曲は、他にもたくさんあるのですが、あげていくときりがないので、今回はこのくらいにしておきます。

それにしても、あのカリスマ・ジョンレノンがうらやむ才能を持つポールマッカートニーはやっぱりすごい!!2020年、御年78歳でもまだまだ現役、そして第一線で活躍中。

新作『MacCartney Ⅲ』も楽しみです。いや楽しみすぎです!!

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