ビートルズ(The Beatles)の二人の天才、ジョンレノン(John Lennon)とポールマッカートニー(Paul McCartney)の純粋な共作はたった14曲だけ!!
どっちが作ってもレノンマッカトニーにしようぜ
OK、ジョニー
偉大なる「レノンマッカートニー」クレジットは若かりし頃の二人の約束です。そのクレジットとはウラハラに。共作はたった14曲だけ。意外と少ない!
ジョンとポールが額を寄せ合って作った曲はもっと多いと思ってました。
でも、少ないってことは覚えやすい。明日から使えるビートルズ知識です。ということで純粋なる共作レノンマッカートニーソング14曲を網羅的に紹介です。
ジョンとポールの共作分布 初期に10曲 中期に3曲 後期に1曲
初期:ビートルズを飛躍させた名曲は純粋なレノンマッカートニーソング
初期の共作はこちら
- Misery
- Little Child
- I Wanna Be Your Man
- Baby's in Black
- Eight Days a Week
- From Me to You
- Thank You Girl
- She Loves You
- I'll Get You
- I Want to Hold Your Hand
ジョンとポールの仲の良さ加減が影響?ビートルズ初期の作品に集中していますね。赤字はシングルになった曲です。ざっくと紹介すると…
From Me to Youで英国での地位を確立、She Loves Youでヨーロッパを席巻。I Want to Hold Your Handでアメリカを完全征服。
ビートルズ飛躍の3曲が純粋なレノンマッカートニーソング!なんだか嬉しい。やっぱりジョンとポールに優劣をつけることはできませんね。
よくある質問
「ジョンとポール、どっちがすごいの?」
どっちもすごいから回答不可能です。
続いて中期の共作を紹介!
中期:二人が別々に作った曲を一曲にまとめる共作スタイル
中期の共作はこちら
- We Can Work It Out
- A Day in the Life
- Baby, You're a Rich Man
中期は3曲と控えめです。シングルは赤字のWe Can Work It Outの一作。大名曲のA Day in the Lifeもありますね。
中期以降になると、ジョンとポールが額を寄せ合って…というよりは、別々に作ってきた曲をドーンと1曲にまとめる共作スタイルに変化していきます。
中期の3曲すべて、合体スタイルですね。
ジョンとポールの趣の異なる才能が1曲の中で融合して、得も言われぬ名曲が誕生しています。 Day in the Lifeなんてその代表格。決して他のバンドではマネできない技です。
後期:もうパートナーは必要ない?完全共作は1曲のみ
後期は、I've Got a Feelingの1曲のみです。寂しいですね。
そしてこの曲もジョンとポールが知恵を出し合って…というのではなく、別々に作ってきた曲をバーンと1曲にまとめて出来上がっています。
後期になると、共作を前提に作っていない感じがするのは私だけでしょうか。
ビートルズの音楽的な幅広さは共作が少ない点にある!
ジョンとポールの共作をまとめると初期に10曲、中期に3曲、後期に1曲の全14曲です。やはり二人の仲の良さ加減が大きく影響していますね。
仲が悪くなったというよりも関係が変化したのかな。アルバム『レットイットビー』のころは関係がギクシャクしていたと語られますが、そんなに言うほど仲悪くなかったんじゃないかと。
ちゃんとお互いの曲をハモったりしてますから。Let It Beでジョンがコーラスしているのを映像でみると、嬉しくなりませんか?
ともあれ、純粋レノンマッカートニー共作ソングは12曲。意外と少ないねと思う一方で、だからこそジョンの個性、ポールの個性が光る作品がたくさん生み出されたのかなとも思います。
ビートルズの音楽的な幅広さは共作が少ない点にある!
という結論はいかがでしょう。
全オリジナルアルバムの聞きどころを紹介。詳しいアルバムガイドです。購入に迷っている方は読んでください。 クリックして詳しく読む
もう少しビートルズを詳しく知りたい方は、歴史を押さえておきましょう。10分で分かるバージョンを用意しております。そして、忘れちゃいけない名曲ぞろいのシングルの歴史もあります。
手っ取り早くビートルズの最高傑作を知りたい方は、ロックの専門誌「ローリングストーン」誌が選出したオールタイムベストアルバムの記事を読んでください。ロックを含むポピュラー音楽史の中で評価の高いアルバムをランキング形式で紹介しています。
コメント