ビートルズのアルバムの売上枚数をしらべたら驚きの数字だった!

ビートルズのデータ

ザ・ビートルズ(The Beatles)。世界で一番有名なバンドであり、最も成功したミュージシャンです。ビートルズの文化面での影響力のすごさもさることながら、そのレコード/CDの売上枚数もスゴイのです!

その売上枚数は、なんと10億枚以上とも言われています。

今回、そんなビートルズがリリースしたアルバムの売上枚数が気になりましたので、調べてみました。対象作品は、本国イギリスでリリースされたオリジナルアルバムとアメリカ盤の『Magical Mystery Tour』です。

50年以上前の作品をふくみますので、数字が正確じゃないかもしれませんが、そのあたりお含みおきいただき、微笑みながら見てくいってください。

YouTubeもやっていますので、ぜひ見てください。

 

それでは、さっそく。

『Please Please Me』 記念すべきデビューアルバム

1963年3月にリリースされた作品です。1月にリリースしたシングルPlease Please Meが大ヒットしたため急遽作られることとなったアルバムです。約10時間で制作されたことは今や伝説。さて、このアルバムの売上枚数は…?

約2,000,000枚

当時のレコードの売上枚数としては、目玉の飛び出る数字ですね。ただ、このアルバムは売上枚数以上にイギリスで30週連続1位となった記録のほうが目立ちますね。

『With The Beatles』 デビューアルバムから1位を奪った作品

2作目は1963年11月にリリースされた『With The Beatles』です。前作の連続1位記録を阻止した作品として有名ですね。All I've Got To Do とか All My Loving とか、良い曲が入ってるんですよー。さて、このアルバムの売上枚数は…?

約5,000,000枚

こちらも当時としては爆売れの部類です。そして何より、このアルバムもイギリスで21週連続1位というぶっ飛んだ記録を作っています。

『A Hard Day’s Night』 全曲レノンマッカートニー作品

3作目は1964年7月にリリースされた『A Hard Day’s Night』です。このころにはもうビートルズは世界中で大人気。動くビートルズを世界に届けるために作られた主演映画のサントラです。このアルバムの売上枚数は…?

約4,450,000枚

どーんときましたね。いままでのアルバムには収録曲にカバー曲があったのですが、このアルバムは全曲オリジナル。しかもすべてレノンマッカートニー作品というのはこのアルバムだけです。

『Beatles for Sale』 ボブディランの影響がみえる作品

4作目は超多忙の中で作られた作品。1964年12月リリースの『Beatles for Sale』です。No Reply や I Don't Want To Spoil the Party といった珠玉のオリジナル作品に加え Mr. Moonlight、Rock And Roll Music といったしびれるカバー曲も収録されています。このアルバムの売上枚数はどうでしょうか?

約2,000,000枚

前作よりも売り上げ枚数は下降しましたが、それ以上にこのアルバムは歌詞の面でビートルズのターニングポイントとなった作品。ジョンレノン作の I'm A Loser はボブディランの影響が大きい作品と言われています。

『Help!』 世界で一番有名な曲が収録されているアルバム

5作目は1965年8月にリリースされた『Help!』です。この作品も『A Hard Day’s Night』同様に、ビートルズ主演映画のサントラです。特徴は何といっても収録曲。Help!はもちろん世界で一番有名な曲であろうYesterdayが収録されています。さて、売上枚数は…?

約4,000,000枚

このアルバムをリリースしたころになると、ビートルズの人気は収拾がつかなくなるほど巨大なものに。コンサート活動に嫌気がさしてきており、ビートルズの意識はアルバム制作のほうに向いていきます。

『Rubber Soul』 ビートルズをアーティストへ変貌させた作品

6作目は1965年12月にリリースされた『Rubber Soul』です。コンサート活動ではなくレコーディング活動に重心を置いた最初の作品。世界のアイドルだったビートルズがアーティストへ変貌したアルバムとも言われています。このアルバムの売上枚数は…?

約7,350,000枚

ロックの専門誌『Rolling Stone』誌が「ポップな部分を維持しながらも洗練されていて、また実験的であると評した至高の1枚です。Nowhere Man、Girl、In My Lifeなど名曲多数です。

『Revolver』 もっともハードは実験的作品

1966年8月にリリースされた7作目のアルバム『Revolver』は、コンサート会場で再現できない曲が多数収録されるようになります。収録曲はどれもこれも実験的。不思議な魅力にあふれた作品で、ビートルズの最高傑作と言われるアルバムです。このアルバムの売上枚数は…?

約6,000,000枚

売上の枚数以上に評価がたかいのがこのアルバムの特徴でしょうか。今聞いても実験的で尖りまくっている作品です。アバンギャルドをメインストリームにのっけた作品であると私は思っています。

『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』コンセプトアルバム

1967年6月にリリースされた『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』は世界初のコンセプトアルバムと言われています。ロックを芸術作品に昇華させたアルバムです。アルバムにトータル性を持たせたこの作品の衝撃は半端じゃなく、いままでビートルズを聞いていなかった層からも支持を得るようになりました。この作品の売上枚数は…?

約32,000,000枚

売上枚数がバグってますね。特にアメリカでの売り上げが凄まじく一国で1000万枚以上売り上げています。まさしく天文学的数字です。

『Magical Mystery Tour』 音楽的には大成功を収めたものの…

続く作品は1967年の年末にリリースされた『Magical Mystery Tour』です。本国イギリスではEP盤としてリリースされましたが、アメリカではアルバムとしてリリースされました。ビートルズが出演するテレビ映画のサントラとして制作されたこの作品の売上枚数は…?

約7,350,000枚

売上枚数もさることながら、収録されている楽曲への評価は非常に高く、I Am The Walrus なんて代表作のひとつとして数えられます。ただ、テレビ映画のほうの評価は散々だったようです…。ビートルズがしでかした最初の失敗とも言われたようです。

『The Beatles』 二枚組の超大作

通称ホワイトアルバムとして名高いアルバム『The Beatles』は1968年11月にリリースされた作品です。ビートルズの最初で最後の二枚組アルバムで収録曲数も実に30曲というボリューム。西洋音楽のすべてが入っていると評されるほどバラエティに富んだ内容になっています。売上枚数のほうはというと…

約14,000,000枚

めまいがするほどの数字ですね。ちなみにアメリカでは二枚組アルバムは1枚売れたら×2をして計算するようです。その計算にもとづくと、こうなります。

約26,000,000枚

すごい…

『Yellow Submarine』 唯一1位になっていないアルバム

1969年1月にリリースされたアルバム『Yellow Submarine』は、同名のアニメーション映画のサントラです。アニメ自体は大ヒット&高評価を得ているのですが、アルバムの内容は微妙なところ。収録13曲中7曲はビートルズの楽曲ではないオーケストラが収録されています。売上枚数は…

約1,900,000枚

微妙な曲ができあがったとき、「『Yellow Submarine』にでも入れとけ」というジョークがビートルズ内にあったそうです。それだけ思い入れがなかったんでしょうね。ただ、収録されているHey Bulldog は最高の楽曲です。もっと陽の目を見てもいい作品だと思います。

『Abbey Road』 今や観光名所となった横断歩道がジャケットの作品

1969年9月にリリースしたのが、あの横断歩道のジャケットで有名な『Abbey Road』です。ビートルズの実質的なラストアルバムであり、まさしく有終の美を飾った作品です。1曲1曲のクオリティの高さもさることながら、後半のメドレーは圧巻です。さて、このアルバムの売上枚数は…?

約31,000,000枚

さすがビートルズが最後に気合いをいれて制作した作品ですね、売上枚数にも気合いが入っています。ちなみにこのアルバムのジャケットの横断歩道は2010年12月にイギリス文化的・歴史的遺産に指定されています。

『Let It Be』 制作を途中であきらめた作品!?

1970年5月にリリースされた作品がこの『Let It Be』です。レコーディング自体は『Abbey Road』よりも前になされていたようですが(諸説あり)、なんだかんだかみ合わず、リリースが後になってしまったようです。ビートルズが完成を見届けることなくリリースされた作品なので、注意力散漫なアルバムなどと評されることも。そのアルバムの売上は…?

約5,000,000枚

他のアルバムに比べると少々もの足りなさもありますが、Let It Be や Get Back、Across The Universeが収録されている時点で私は名作だと思っています。2021年に公開されたGet Backのセッションを見る限り、ビートルズのメンバーは楽しそうにレコーディングしているんですけどねー。

ビートルズのラストアルバム問題はこちらを参照してください。

まとめ アルバム&売上枚数一覧

駆け足でオリジナルアルバムの売上を紹介してきました。まとめるとこうなります。

  1. 『Please Please Me』 200万枚
  2. 『With The Beatles』 500万枚
  3. 『A Hard Day’s Night』 445万枚
  4. 『Beatles for Sale』 200万枚
  5. 『Help!』 400万枚
  6. 『Rubber Soul』 735万枚
  7. 『Revolver』 600万枚
  8. 『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』 3200万枚
  9. 『Magical Mystery Tour』 735万枚
  10. 『The Beatles』 2600万枚
  11. 『Yellow Submarine』 190万枚
  12. 『Abbey Road』 3100万枚
  13. 『Let It Be』 500万枚

何しろ古いアルバムなので、ここであげた数字が正確じゃないかもしれません。そしてビートルズのアルバムは今現在でも売れ続けているので、この数字はこれからも増えていっているはずです。

それにしても一覧を見ると圧巻ですね。以上、「ビートルズのレコードの売上枚数をしらべたら驚きの数字だった!アルバム編」でした。

※認定のみに基づく売上枚数と一部再生回数を含みます

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