伝説の曲を数多く残してきた偉大なるビートルズ(The Beatles)。そのリーダー、ジョンレノンの曲で、結局どれが最もいい曲なのでしょうか?人類はいまだこの「聖なる問い」に対して回答できていません。
ビートルズを聞く人、ジョンを想う人のそれぞれに好みがありますので、たぶんと言うか、おそらくと言うか、まあ、絶対に「これだ!」という答えは出ないのですが、ここではこの「聖なる問い」に挑戦したいと思います。
異論はいろいろあると思いますが、今の私が考えるジョンレノンのベストソングを初期、中期、後期の中からそれぞれ1曲を選び、最終的にNo.1を決めようと思います。
ジョンレノンが作った作品という以外に、特に選出基準なんてものはありません。こんな意見もありますよ…という参考にしていただければと思います。それではさっそく、初期のジョンレノン様の作品から。
▼ 動画もありますので、ぜひ見てください。
ビートルズをグイグイひっぱていた初期ジョンレノンの名作
以前、「ジョージハリスンの最強の曲を決める!」を作成した時と違い、さすがビートルズのメインコンポーザーのジョンレノンです、楽曲が多い!!だからかなり迷っちゃいます。でも、逆に言うと決めがいがあるってもんです。
ここは丁寧に見ていきたいところ。ということでアルバムごとに1曲ずつ選出して、最終的に初期の代表作を勝手に決めていきたいと思います。まずは『Please Please Me』からです。
『Please Please Me』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- Ask Me Why
- Please Please Me
- Do You Want to Know a Secret
- There’s a Place
『Please Please Me』に収録されているのはこの4曲です。Please Please Meというビッグネームの曲もありますね。順当に考えれば、この曲を選出…ということになるのでしょうが、ここはThere's a Placeを選出したいと思います。
曲の知名度的にはそれほどでもないのでしょうが、なんか好きなんですよね。初期ビートルズらしい疾走感たっぷりな曲なのですが、歌詞に目を移すとちょっぴり哲学的。他の曲のような惚れたはれたな感じじゃないんです。
何となくですが、中期のアルバム『ラバーソウル』収録の Nowhere Man を想起させる歌詞になっています。この曲を歌った当時のジョンレノンの年齢は22歳。こんな若いころからややこしいことを考えていたんですね。
ということで、『Please Please Me』からはThere's a Placeです!
『With The Beatles』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- It Won’t Be Long
- All I’ve Got To Do
- Not A Second Time
『With The Beatles』はこの3曲です。これも迷いますねー。でもここは、All I’ve Got To Doにしたいと思います。なんと渋いじゃないですかこの曲。このころの疾走感ある他の曲とは違い「なんか渋い」んです。
ジョンって、こんな曲も作れるんだー。ということで『With The Beatles』からはAll I’ve Got To Doにしようと思います。
『A Hard Day's Night』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- A Hard Day’s Night
- I Should Have Known Better
- If I Fell
- I’m Happy Just to Dance with You
- Tell Me Why
- Any Time at All
- I’ll Cry Instead
- When I Get Home
- You Can’t Do That
- I’ll Be Back
『A Hard Day's Night』収録のジョンのナンバーはこの10曲です。10曲!!多い!1曲に絞るなんて不可能な気がしてます。でも、無理矢理にでも決めたいと思います。
どれもこれも良い曲なんですよねー。If I Fellはポールマッカートニーとのハーモニーが最高で、Tell Me Whyではジョンの裏声が聞けます。You Can’t Do ThatやI'll Cry Insteadはクセになる不思議な魅力があり、 Should Have Known Betterはハーモニカが美しい。I’ll Be Backもとても良い、Any Time at Allはワイルド…。うーん、きりがない。
でもこのアルバムからは、A Hard Day’s Nightを選びたいと思います。やっぱりこの曲はビートルズの代表曲ですからね。ということで、A Hard Day’s Nightです!
『Beatles for Sale』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- No Reply
- I'm a Loser
- I Don't Want To Spoil the Party
『Beatles for Sale』からはこの3曲です。前作に比べるとさすがにペースが落ちてますね。人気絶頂の時期で多忙を極めていたというのがよくわかります。さてこの3曲のから1曲を決めるとなると、非常に難しいですね。でも、ここはNo Replyでしょうか。メロディも歌詞も大好きな曲です。
I'm a Loserの歌詞、I Don't Want To Spoil the Partyの隠れた名曲感もいいですが、個人的にはNo Replyは頭ひとつ抜けているような気がします。ということで、このアルバムからはNo Replyです!
『Help!』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- Help!
- You’ve Got To Hide Your Love Away
- You’re Going To Lose That Girl
- Ticket To Ride
- It’s Only Love
『Help!』からはこの5曲です。改めて見てみるとジョンレノンっていい曲作ってますねー。当たり前か。でもこの楽曲群であれば、私的にはHelp!一択かなと思います。
You’ve Got To Hide Your Love Awayを初めて聞いたとき、あのコーラスワークに「おぉ!」となりましたが、まあ、このアルバムからはHelp!でしょう。当時のジョンの「心の叫び」という点で、ビートルズ史的に意味ある楽曲ですからね。ということで、このアルバムからはHelp!です。
初期ビートルズ ジョンレノンのベストナンバーは…
初期ビートルズ時代のジョンの作品のエントリー作品を見てみましょう。
- There’s a Place
- All I’ve Got To Do
- A Hard Day's Night
- No Reply
- Help!
さて、この中からどの曲を選ぶべきか…。どれを選んでも正解なんだと思うのですが、今現在の心模様で決めたいと思います。
…、決めました。A Hard Day's Nightにしたいと思います。やっぱりあの疾走感がたまらないからです。それに、"When I'm home~~"部分をポールマッカートニーが歌っているっていうのも、なんかいいですよね。ポールにも気を遣っているジョンの優しさを勝手に感じています。
Help!のコーラスもいいんですけどねー。いや、まあ、ここはA Hard Day's Nightにしておきます。いまは、そんな気分です。
さて、次からは中期の作品です。
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