サイケデリックムーブメントど真ん中 中期ジョンレノンの名作
ここからは名作だらけの中期の作品です。対象とするアルバムは『Rubber Soul』から『Magical Mystery Tour』です。それぞれから1曲ずつ選んでいきます。それでは、『Rubber Soul』から。
『Rubber Soul』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- Norwegian Wood
- Nowhere Man
- The Word
- Girl
- Run For Your Life
収録のジョンレノンの作品はこの5曲です。見るだけで目もくらむような名曲ですね。ここから1曲選べというのは、足利義満が一休さんに要求する無理難題と同じレベルです。でも、落ち着いてゆっくり考えていきたいと思います。まず、3曲に絞りました。
Norwegian Wood、Nowhere Man、Girlです。ここまでは順当でしょうか。ここからが難しい。Norwegian Woodは歌詞が詩的でとても美しい。Nowhere Manはメロディとコーラスが凄まじく良い。また歌詞も良いですよねー。よーく歌詞を見てみると、人生の応援歌っぽい内容になっているんです(詳しくはこちら)。Girlは皮肉たっぷり、実にジョンレノンっぽい世界観を展開してくれています。
どれもこれも良い!!でも、決めました。Nowhere Manです。決め手は歌詞です。ビートルズ時代のジョンレノンにしては珍しく「応援歌」だからです(と、私は解釈しています)。ということで、Nowhere Manです!
ちなみにIn My Lifeは作者がジョンかポールかで議論がありますので、ここにはエントリーさせていません。
『Revolver』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- I'm Only Sleeping
- She Said She Said
- And Your Bird Can Sing
- Doctor Robert
- Tomorrow Never Knows
『Revolver』収録のジョンの作品はこの5曲です。前作『Rubber Soul』の作品と打って変わってサイケデリック色が前面に出ていますね。この作風の変化がビートルズの魅力のひとつなんです。さて、このアルバムのベストナンバーはどれにしましょう??
個人的には、サイケデリックソングのど真ん中作品Tomorrow Never Knowsがいいかなーと思うのですが、いかがでしょうか?あのお経みたいな感じがとってもグルーヴィでいいんです。I'mOnlySleepingやShe Said She Saidもかなりサイケな名作で迷いますが、このアルバムからはTomorrow Never Knowsで決まりです。
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- Lucy in the Sky with Diamonds
- Being for the Benefit of Mr. Kite!
- Good Morning Good Morning
このアルバムからは3曲です。本作はポールの作品と言われているだけあって、ぐっと作曲数が少なくなっています。ちなみに超名作A Day in the Lifeは共作扱いとしています。この中からだと、私的には、Being for the Benefit of Mr. Kite!です!
サーカス感満載のこの曲。『Sgt. Pepper's~~』の世界観にピッタリの作品だと思いませんか。聞いてるだけでワクワクする作品。ジョンがジョージマーティンに要求した「おがくずの匂いがする」音も、見事に表現されています。と、いうことで、このアルバムからはBeing for the Benefit of Mr. Kite!です。
『Magical Mystery Tour』収録 ジョンレノンのベストナンバー
- I Am the Walrus
- Strawberry Fields Forever
- All You Need Is Love
アメリカ編集版の『Magical Mystery Tour』です。このアルバムからは3曲、いずれの曲もジョンを語る上で重要作品です。さて、ここから1曲を選ぶのも至難の業。どれを選んでも異論は必ずあると思います。好みの問題だと思います。まあ、いままでも好みで選んできたのだから、今さらもう何も気にしません。この3曲のなかで私が一番好きなのは、Strawberry Fields Forever…、いや、I Am the Walrusです。なんてったって、Goog Goog Jooobがたまりません。
中期ビートルズ ジョンレノンのベストナンバーは…
ここまでが中期の作品です。アルバムから1曲選ぶだけでもかなり消耗しますね。エントリー曲はこちらです。
- Nowhere Man
- Tomorrow Never Knows
- Being for the Benefit of Mr. Kite!
- I Am the Walrus
他のミュージシャンがキャリアの中で1曲でも作れたら一生食っていけるだろう名曲がずらりですね。この中から中期のベストナンバーを選びます。ここまできたら理由なんてもうありません。I Am the Walrusにします。もう一度言いますが、なんてったって、Goog Goog Jooobがたまらないいのです。
Tomorrow Never Knowsのぶっとびっぷりも捨てがたいのですが、やっぱりGoog Goog Jooobです。意味がよく分からないのが最高です。
▼念のためもう一回動画でみるのはどうでしょう?
次は後期の作品です。
コメント