『アビーロード』全曲紹介 50年を超えて愛されるビートルズの名盤

1968年-1970年(後期)

令和元年の秋。『アビーロード(Abbey Road)』50周年記念で盛り上がってますね。イギリスの音楽チャートで1位を49年と252日ぶりに奪還したのだとか。解散してもなお、この現役性を保っているのはビートルズ(The Beatles)くらいじゃないでしょうか。

2019年公開の映画『イエスタデイ』では世界中の人がビートルズを忘れてしまいますが、現実では世界中の人がビートルズを思い出しています。

今回は、この名作『アビーロード』の全曲紹介です。手に取って聞くかどうか迷っている方は参考にしてください。便宜上、レコードの規格A面B面に分けて紹介いたします。

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ビートルズ史上稀にみるバランスの取れたA面

実にバラエティに富んだA面です。ジョンレノン(John Lennon)作が2曲、ポールマッカートニー(Paul McCartney)作が2曲、ジョージハリソン(George Harrison)1曲、リンゴスター(Ringo Starr)1曲と作者のバランスもいい。

何よりも推したいのは今までジョンとポールの陰に隠れていたジョージとリンゴの活躍です。

それでは1曲目から。

Come Together

ジョンレノンの名作です。アメリカの心理学者でハーバード大学の教授ティモシーリアリーが、カリフォルニア州知事に出馬表明した際の応援ソングとして制作されました。

shoot(撃て!)

チャックベリーのYou Can't Catch Meが下敷きになっているとも言われています。ジョンくらいになると、そんな細かいことはどうでもいいのです。

リンゴのドラム、ジョンとジョージのギター、ポールのベースが冴えわたるファンキーな曲。滅茶苦茶な歌詞がまたいいのです。

Something

ジョージハリソンの大名曲です。ビートルズの代表曲の1つと言っても過言ではないでしょう。ジョンも称賛していますし、ポールも「ジョージの書いた曲の中で一番いい」と言っています。

名曲が故に、フランクシナトラにレノンマッカートニーソングと間違われたという逸話もあります。

気になるのはポールのベース。間違いなく名演ですが、主張しすぎだとジョージはご立腹。ポールのベースは他のメンバーの曲でより輝いていると感じるのは私だけでしょうか。

Maxwell's Silver Hammer

ポールマッカートニーによる物騒な作品です。主人公であるマックスウェルは次々とハンマーで犯行を重ねていきます。でも英語がよくわからない私にはいい曲にしか聞こえません。

ジョンはこの曲を嫌っていたみたいで、『アビーロード』の次の作品を話し合う会議でもこの曲を批判していたようです。

確かに謎が多い曲です。

Oh! Darling

ポールによる名作です。圧倒的なポールのヴォーカルはスタジオに一番乗りして納得いくまで録音したもの。ピアノも最高です。ジョンが歌いたがっていた曲としても有名です(『アンソロジー3』でちょっと聞けます)。

ポールの歌の上手さが実感できますねー。

Octopus's Garden

でましたリンゴスターの名作です!ちょっとわかりにくさもある『アビーロード』の中では親しみやすい曲。さすがリンゴです。

ギリギリな関係性の中で作られた『アビーロード』の中にあって、唯一ほっとできるのがこの曲。リンゴが作っただけあってみんな協力的です。

I Want You (She so Heavy)

ジョンの作品。タイトル通りヘヴィーな作品です。この曲の魅力を文字で説明するのは非常に難しいのですが、グルーヴ感が最高です。

そして何よりも衝撃的なラスト!

ビートルズってなんて凄いんだ…と思わせてくれる作品。中毒性ありです。お気を付けください。

ビートルズのラストを飾るにふさわしいB面

バラエティに富んだA面に対してB面は圧倒的なトータル感を出してきます。それがアビーロードの凄いところ。ジョンのI Want You (She so Heavy)で全体的にヘヴィーになったところで、7曲目です。

Here Comes the Sum

清涼感たっぷり。ジョージハリソンの名作です。ジョンとポールの陰に隠れていたジョージが最後の最後のアルバムで名曲をたたみかけてきます。

エリッククラプトンの庭を歩き回りながら作った曲とのこと。歩行作曲です。

Because

ジョンによる美しい曲。ベートーベンの曲の譜面を逆さまにして弾いたメロディーをヒントに作曲されています。コーラスが実に美しい。ジョンとポール、ジョージが3人でハモっている珍しい曲です。

私的にはメドレーの前奏として捉えています。

アビーロードメドレー

You Never Give Me Your MoneyからThe Endまでの8曲を指してアビーロードメドレーと呼びます。The Long Oneと呼ばれることもあります。

全曲紹介と言いながら8曲まとめて紹介するのは、1曲ずつ分解して紹介しても良さが伝わらないためです。これはもう1曲として聞きましょう。

あー、今日はSun Kingな気分だな…とか、あまりならないと思いますので。

このメドレーの凄さは、ロックの専門誌ローリングストーン誌が「『サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド』に匹敵する」と評していることからも分かります。

聞けば必ずトータル感を味わえます。『アビーロード』買ってよかったとも思えます。このメドレーだけで買う価値ありです。

それにしても最後のアルバムの最後の曲がThe Endって、ちょいと出来すぎじゃありませんかね。

Her Majesty

ポールによる小作品です。収録されたのはたまたま。もともと削除予定だったものが削除されずに残っていたため。メドレー終了から約20秒をあけて流れ、23秒で終わります。アルバムの締めくくりにピッタリの曲です。

今回50周年記念盤の『アビーロード』ではメドレーの一部として扱われているのを聞くことができます。意外や意外、あの曲とあの曲の間だったとは!って私は思いました。

ぜひ、聞いてみてください。

買って聞いて損はなし!人類の宝です。
全英で17週連続、全米では11週連続1位となるなど世界的な大ヒットを記録したモンスターアルバム。Disc 2とDisc 3にはポール・マッカートニーが他アーティストにプレゼントした「グッドバイ」「カム・アンド・ゲット・イット」を収録。他にも未発表曲が多数収録!!Her Majestyがメドレーに組み込まれている!?あの曲、メドレーの一部だったの!?気になりませんか?
アビーロードの収録曲
01. Come Together
02. Something
03. Maxwell's Silver Hammer
04. Oh! Darling
05. Octopus's Garden
06. I Want You (She's So Heavy)
07. Here Comes the Sun
08. Because
09. You Never Give Me Your Money
10. Sun King
11. Mean Mr. Mustard
12. Polythene Pam
13. She Came in through the Bathroom Window
14. Golden Slumbers
15. Carry That Weight
16. The End
17. Her Majesty

 

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