世界で最もカバーされた曲をご存知でしょうか?そうです。名曲Yesterday(イエスタデイ)です。ギネスブックにもそう載っています。ビートルズの活動期間中にすでに1000を超えるカバーがあったらしいです。今現在、どのくらいの数字なのか…?誰にもわかりません。
今回は、そんなビートルズの楽曲のカバーに注目します。
- よく知らない人たちが歌ってんでしょ?
- ビートルズじゃないなら誰が歌っても一緒じゃないの?
- ものまねと何が違うんだ?
ビートルズの声が聞きたくてファンやってるんだけどなー、という人も肩の力を抜いて気楽に読んでください。滅茶苦茶おすすめのものを3枚ほどご紹介いたします。
『Recipe Of BEETLES -カブトムシのレシピ-』(Mammytone)
まずは『Recipe Of BEETLES -カブトムシのレシピ-』です。Mammytoneという方々がカバーしています。このアルバムとの出会いは、カフェで流れる有線でした。収録されているFor No Oneが流れていて、すぐさま調べて購入しました。
01. Day tripper 02. Revolution 03. For no one 04. Here comes the sun 05. All together now 06. Eleanor Rigby 07. You can’t do that 08. Drive my car 09. I will 10. She’s a woman 11. Blackbird
見ての通り、渋い選曲です。制作側がマニアであることを伺わせます。Yesterday(イエスタデイ)やHey Jude(ヘイジュード)を収録していないあたり、こだわりを感じます。You can’t do thatなんてあんまりカバーしませんよ、普通。
このアルバムの何が素晴らしいって、カフェに合うところです。R&B、ファンキー・ジャズテイストといろんなアレンジがされていて、とってもオシャレ。
ビートルズを知らない人が聞いても楽しめるアルバムです。ぜひ、For no oneを聞いてみてください。ポールマッカートニーの歌うFor no oneとは一味違うものが聞けますよ。
Come Together: An A Cappella Tribute to the Beatles
ちょっと変わり種。ビートルズの曲をアカペラカバーしたアルバムです。収録曲は有名どころから、これどうやってアカペラでやるの?みたいな曲が入っています。Tomorrow Never KnowsとかI am The Walrusとか。本当にアカペラ?それを確かめたくて買っちゃいました。
01. Twist And Shout (The Knudsen Bros.) 02. All I've Got To Do (Toxic Audio) 03. If I Fell (The Essentials) 04. Eight Days A Week (M-Pact) 05. Yesterday (The Wingle Singers) 06. Drive My Car (Cadence) 07. Tomorrow Nover Knows (Five O'Clock Shadow) 08. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Kickshaw) 09. I Am The Walrus (The Tufts Beelzebubs) 10. Strawberry Fields Forever (The Bobs) 11. Blackbird (Beachfront Property) 12. All You Need Is Love (The House Jacks) 13. Come Together (Spiralmouth) 14. Let It Be (The Nylons)
ごらんの通り、有名どころから渋めの曲まで収録されています。あたりまえなのですすが、全体的に、歌が上手い!中でも一番のおすすめはSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandかな。他にもStrawberry Fields Foreverとか、アカペラでやるとどンな感じになるの?と興味を惹かれる曲が盛りだくさんです。
本当にアカペラでできるの?やってました!私にはそう聞こえます。家でBGMとして流せば、ちょっと意識高い感じになれます。聞いて損をすることはないアルバムです。
Magical Beatles Covers(THE BeeTLE PIES)
本当に滅茶苦茶おすすめのカバーアルバムです。非常にクオリティが高く、素直にカッコイイです。THE BeeTLE PIESはいったい何者なのでしょうか。調べてみると、イタリアで活動するビートルズのトリビュートバンドらしいです。まさかイタリアのトリビュートバンドを日本で聞けるとは!クオリティが高い証拠だと思います。
01. Drive My Car 02. Day Tripper 03. Here There And Everywhere 04. Norwegian Wood 05. Eleanor Rigby 06. If I Needed Someone 07. Dear Prudence 08. Mother Nature's Son 09. Rain 10. I’ve Got A Feeling 11. Paperback Writer 12. Rocky Raccoon 13. And I Love Her 14. Blackbird 15. Julia 16. A Day In The Life
収録曲は渋めですね。ライトな曲は選ばれていない印象です。私が特におすすめしたいのが、RainとA Day In The Lifeです。両曲ともすこし変わったアレンジがなされていて、ビートルズの大名曲を題材に自分たちの色を出しています。それがすこぶるカッコイイ!
ビートルズを知らない人がいたとして、ビートルズの作品よりもこのアルバムを先に聞いてしまうと、THE BeeTLE PIESのファンになってしまう可能性は非常に高いと思います。まあ、ビートルズを知らない人はいないでしょうから、杞憂に過ぎないのですが…。
ぜひ、聞いてみてください。何度も言いますが、滅茶苦茶おすすめのアルバムです!
ビートルズの楽曲はすでにクラッシックの域に達している
ごく簡単にですが、滅茶苦茶おすすめのビートルズカバーアルバムを紹介してきました。本当は3枚じゃたらないのですが、長くなるのでこのあたりで。
ビートルズのカバーの最大の聞きどころは、超一流の素材をどう活かしているかという点です。これは、もうクラッシックミュージックと同じです。
モーツァルトが作曲した曲をニューヨーク・フィルハーモニックがどう演奏するか、シカゴ交響楽団ならどうなのか、フィラデルフィア管弦楽団ならこうするはずだ…、みたいな感じで、ビートルズも他のミュージシャンに演奏されています。
ビートルズの楽曲はすでにクラッシックなのです。違いがあるとすれば、本家がいて、その演奏が一番いいところじゃないでしょうか。
意外な曲をクラッシックカバー。どんな演奏なのか想像するだけでワクワクします。ビートルズへの愛がそこかしこに感じられるおすすめのクラッシックカバーアルバムを紹介しています。
全オリジナルアルバムの聞きどころを紹介。ちょっとしたアルバムガイドになっていると思います。参考にしてみてください。 詳しくはこちらから
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