タイトルにひかれて発見後にすぐ購入。ビートルズ(The Beatles)の213曲のタイトルの意味がわかる!とのことなので期待しつつ読みました。面白かった!
長島水際さんという翻訳者の方が執筆されているだけあり、英語の解説が丁寧で、英語が苦手なくせにしゃべりたいと思っている私のようなものにもよくわかる内容でした。
中にはビートルズはあんまり関係ないんじゃ…、というものもありましたが、そこはご愛嬌です。213曲のタイトルすべてに新発見を求めてはいけません。
ビートルズ知識の新発見!という内容もありますが、基本的にはビートルズの曲のタイトルをとっかかりにした英語雑学の本です。
ビートルズの213曲すべての曲名を解説した本
〈Love Me Do〉のdoって何?
〈ミザリー〉は女の子の名前じゃないって知ってた?
どうしても日本語に訳せない1曲とは?
〈Hey Jude〉のJudeってだれのこと?
〈Yer Blues〉のyerって何?
〈I Me Mine〉にはなぜMyが抜けているの?
本の帯からの抜粋引用です。
これだけみてもわかるようにビートルズの曲のタイトルにまつわる豆知識だけでなく、英語に関する丁寧な解説がなされています。
確かに〈Love Me Do〉のdoは気になってました。
何となく意味は分かるけど、なぜここにdo?と、問われると首をかしげてしまう。そんなかゆいところに手がとどく本です。
やっと正解が分かったA Hard Day's NightとTomorrow Never Knows
リンゴスターの独自の言語センスから生み出されたA Hard Day's NightとTomorrow Never Knows。「この2曲のタイトルは文法的におかしいんだよ」と子守唄的に聞かされて育ってきました。
そのためか、他人に自分が説明するときも「文法的におかしいんだよ…」と、二次被害・三次被害を生み出してきたように思います。
実際のところ何がおかしいのか分かっていませんでした。
それが、この本を読んですっきりしました。どうおかしいのか、正しくはどう表現するのかが書いてあります。
正しい表現を知って初めてリンゴのユーモアと言語のセンスに驚けます。まさに脱帽です。さすがのジョンレノンもこの点においてはリンゴにかないませんでした。
英語が好きな人におすすめの本です
この本を読めば、ビートルズがタイトルに用いた英語(英単語と文法)に詳しくなれると思います。英語の表現の微妙なニュアンスを理解するうえで役に立つ本になっています。
- ビートルズが曲のタイトルに込めた意味を理解したい
そんな人におすすめの本じゃないでしょうか。
かく言う私も英語は結構好きなほうだと思います。でも、英語はまったくしゃべれません。英語のレベルはごく一般的な日本人レベルです。そんな私でも興味をもって読み進められる内容です。
ぜひ、手に取ってみてパラパラやってみてください。
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