『レットイットビー』の50周年エディションのリリースはあるのでしょうか!?
2020年2月の段階で、映画に関する情報はいろいろと伝わってきています。もとをたどれば2019年の1月。『ロード・オブ・ザ・リング』のピータージャクソン監督が、新たにビートルズ(The Beatles)のドキュメンタリー映画を製作するとの発表をして、
世界中がおぉ!!ってなりました。
しかも素材は『レットイットビー』撮影時の55時間にも及ぶ未公開映像と140時間もの音源です。ご先祖様に報告するレベルのビッグニュースです。2019年のお盆・お彼岸にはお墓参りした人も多かったんじゃないでしょうか。
それからなしばらく情報はなかったのですが、2020年の1月上旬に、英米のAmazonで「Get Back: The Beatles」なる本が予約販売されてるのをファンが見つけ、しかもそれは映画にあわせて刊行される公認本だとか( 日本のAmazonにもありました!こちらからどうぞ)
いよいよ盛り上がってきたところで、今度は1月下旬に、アップルレコードの代表が「我々は“Let It Be”セッションはザ・ビートルズにとどめを刺したという通説を覆すであろう新しい映画を作った」と話したとのニュースが届きました。
映画に関するニュースはたくさんあるのですが、50周年エディションについては情報がないのです。探せど、映画の話題ばかり。
『レットイットビー』50周年エディションのリリースあるのか?
憶測の域をでませんが、これだけ映画で盛り上げていて、アルバムは出さないということはないでしょう。もしかしたらサントラというカタチでリリースされるかもしれません。
それにしても情報が出てこないのが気になるところですが、2019年の『アビーロード』50周年のときも夏あたりまで情報がありませんでしたしね(たしかこの時はどこぞのインタビューでリンゴが口をすべらせて発覚しました)。
だからまあ、あるでしょう。リリースされるでしょう。という希望的観測をもって、収録してほしい曲に触れたいと思います。私には大きく期待している曲があるんです。
それはDig itです。
Let It BeもGet Backもいいけど、期待するのはDig it
ビートルズのオリジナルアルバムの中では比較的評価は高くない『レットイットビー』。それでも名曲はたくさん入っています。
- Let It Be
- Get Back
- Across the Universe
- The Long and Winding Road
これら名曲が収録されていて評価が低いって…。我々はビートルズに何を求めているのでしょうか。哲学的な領域に踏み込めるほど謎です。
そんな有名曲に囲まれてひっそり収録されているのが、推し曲のDig itです。
ジョンレノン(John Lennon)、ポールマッカートニー(Paul McCartney)、ジョージハリソン
(George Harrison)、リンゴスター(Ringo Starr)の名前がコンポーザーとしてクレジットされている唯一歌詞付きの曲です。
珍しいのにあまり目立っていません。当たり前ですね。フィルスペクターの手腕によって51秒の曲になってしまっています。ジョンがローリングストーンがどうこう言っているうちに、いつのまにか終わります。『レットイットビー...ネイキッド』には収録すらされていません。
でもこの曲、本当は…
Dig it は15分以上あるジャムセッション
Dig itの長いバージョンは今ブートでしか聞けないと思います。公式盤だと51秒なので訳の分からないうちに終わっていくんですが、さすがに15分は聞きごたえ十分。
ジョンが曲のアルバムに収録されている他の曲のタイトルを連呼したり、ポールがコーラスつけていたり。なによりサウンドが良い感じにグルーヴ感を出していて、なかなかいいんです。
なぜ、スペクターは51秒に縮めようと思ったのか。
The Long and Winding Roadのアレンジに怒るだけでなく、Dig itを51秒に縮めたことに対しても怒りをぶつけるべきだと思います。それほど魅力的なんです。
これ、あるかなー。50周年エディションに収録してほしいなー。長いバージョンのDig it。という期待を込めて、『レットイットビー』50周年エディションの情報を待ちたいと思います。
全オリジナルアルバムの聞きどころを紹介。詳しいアルバムガイドです。購入に迷っている方は読んでください。 クリックして詳しく読む
もう少しビートルズを詳しく知りたい方は、歴史を押さえておきましょう。10分で分かるバージョンを用意しております。そして、忘れちゃいけない名曲ぞろいのシングルの歴史もあります。
手っ取り早くビートルズの最高傑作を知りたい方は、ロックの専門誌「ローリングストーン」誌が選出したオールタイムベストアルバムの記事を読んでください。ロックを含むポピュラー音楽史の中で評価の高いアルバムをランキング形式で紹介しています。
コメント