ビートルズ中期の作品(1965年~1967年)
『ラバーソウル』(Rubber Soul)1965年12月リリース
初期で見せた陽気なビートルズというよりは、どちらかというと哀愁ただようビートルズが感じられる作品です。レコーディング技術を駆使し始めたころの作品で、初期サウンドから脱却しつつあるビートルズを感じることができます。
アップテンポで疾走感ある曲というよりも、Norwegian Wood (This Bird Has Flown)、Michelle、Girl、In My Lifeといったミドルテンポの名作がたくさん収録されているアルバムです。
『リボルバー』(Revolver)1966年8月リリース
中期のサイケデリックアルバムの金字塔『リボルバー』Revolver です。『ラバーソウル』で感じられた変化をより深化させたアルバムです。演奏を前提に作られておらず、ポップアルバムをアートに変化させる試みがなされている作品です。
時代はサイケデリックムーブメントが大きくなり始めたころの作品で、Tomorrow Never KnowsやShe Said She Saidといったどサイケな曲が収録されている一方でHere, There and EverywhereやFor No Oneといった美しい曲も収録されており、とてもバランスのよい作品です。
『Revolver』が最高傑作である理由はこのリンクからどうぞ
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『サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド』1967年6月リリース
ロック史上初コンセプトアルバムでビートルズの最高傑作と言われている作品です。前作『リボルバー』を凌ぐサイケデリックぶりを聞かせてくれます。ただ、初心者が聞くと「???」となる作品です。良くも悪くも玄人用の作品。色々と評価が分かれる作品ですが、この作品をもってポップはアートになりました。
最後の曲のA Day in the Life は聞き逃さないでください。このA Day in the Lifeだけでもこのアルバムを聞く価値があります。逆にこの曲を聞いていないとビートルズを理解したことにはならないほどの名曲です。
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の評価と全曲紹介はこちら
『マジカルミステリーツアー』1967年11月(アメリカ合衆国)リリース
イギリスではEP盤として発売された作品ですが、今ではアメリカ版が一般的です。アメリカ版はB面(7曲目以降)がシングル集になっています。このアルバムのハイライトは何といってもI Am The Walrusです。ジョンレノンによる作品で「100年たっても飽きない何かがある」楽曲です。
Goog Goog G'Joob
テンションが上がってきたところで、お次は後期です。きらびやかなサウンドが洗練されたサウンドに変化していきます。キーワードは原点回帰!Get Back!です。
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