今やもうクラッシックとなっているビートルズの楽曲たち。だったらクラッシックの演奏でビートルズ(The Beatles)の名曲を聞いてみたい!!
ということで、今回はビートルズのカバー紹介シリーズのクラッシック編です。私はクラッシック方面の造詣に深くなく、とてもじゃないけどその審美を見極めることなどできないのですが、ビートルズのクラッシックカバーであれば、1966カルテットの一択だと思っています。
海外に目を向ければ、もっと他にもビートルズを演奏しているクラッシック畑の人もいるのでしょうが、今回は海外には目を向けません!なので1966カルテットとその作品を紹介いたします。
まずは、1966カルテットって…?
クラシックのテクニックをベースに洋楽アーティストをカバー
1966カルテットは、「クラシックのテクニックをベースに洋楽アーティストのカバーをする」をコンセプトにした女性カルテットです。構成はヴァイオリン2名とピアノとチェロ。
「洋楽アーティストのカバー」をうたっているだけあって、ビートルズ以外にもクイーンやマイケルジャクソンの曲もクラッシックカバーしていますが、ビートルズが来日した1966年の"1966"を名前に冠するだけあって、ビートルズの楽曲を中心にカバーをしています。
この記事ではもちろん、ビートルズのカバーアルバムを中心に紹介していきます。
さっそく1枚目!
『ノルウェーの森〜ザ・ビートルズクラシックス』
1966カルテットのデビューアルバムです。収録曲は圧巻の19曲!選曲がくすぐられます。どういうふうに演奏されているのか想像するとワクワクしてきます。
王道のHey Jude や Yesterday、そしてLet It Be あたりはなんとなく予想がつくのですが、アップテンポの曲、抱きしめたい( I Want to Hold Your Hand )やShe Loves Youなんて、どんな感じで演奏されてんだろう?
あ!ハードデイズナイトもあるじゃないの!
収録曲を見るだけで心打ち震わせる魅力があります。Strawberry Fields Foreverの収録も見逃せません。このサイケデリックな曲をクラッシックがどうなふうに!?
01 ノルウェーの森 02 イエスタデイ 03 抱きしめたい 04 ラヴ・ミー・ドゥ- 05 プリーズ・プリーズ・ミー 06 フロム・ミー・トゥーユー 07 シー・ラヴズ・ユー 08 ヘイ・ジュード 09 ミッシェル 10 エリナー・リグビー 11 ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー 12 ハード・デイズ・ナイト 13 レット・イット・ビー 14 フール・オン・ザ・ヒル 15 愛こそはすべて 16 ロング・アンド・ワインディング・ロード 17 ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス 18 アクロス・ザ・ユニバース 19 グッド・ナイト
『Help! ~ Beatles Classics』
2枚目に紹介するのは、『Help! ~ Beatles Classics』です。デビュー作の『ノルウェーの森〜ザ・ビートルズクラシックス』リリース後、クイーンとマイケルジャクソンのカバーをリリースし、再度ビートルズに戻ってきました。Get Back!
こちらもやっぱり選曲にくすぐられます。表題曲のHelp!はもちろんのこと、意外とI Feel Fineがクラッシックにピッタリ!サビの部分のピアノしびれます。
Back In The U.S.S.R. はたぶん本家のテンポのままの疾走感です。Somethingは期待通りの美しさ。Hey Judeは前作とは違うアレンジで聞かせてくれます。他にも魅力的なカバーが盛りだくさんです。
01. Help! 02. Can’T Buy Me Love 03. And I Love Her 04. I Feel Fine 05. Hey Jude (new arrangement) 06. Back In The U.S.S.R. 07. Hello Goodbye 08. Nowhere Man 09. Ob-La-Di,Ob-La-Da 10. Girl 11. Something 12. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 13. Don’t Let Me Down 14. Here There And Everywhere 15. Yesterday
『アビイ・ロード・ソナタ』
最後は、 『アビイ・ロード・ソナタ』です。収録曲は以下ご覧の通り。冒頭から4曲目までAbbey Road Sonata となっております。ここで何がなされているかというと、ビートルズの名作『アビーロード』の収録曲をメドレー形式で演奏しています。
ポイントは、本家のアビーロードメドレーの曲だけでなく、Come Together や I Want You( She's so Heavey )といった、本家ではメドレーじゃない曲も組み込まれていること。
素直に新鮮です。まさか、この2曲がクラッシックの演奏で聞けるなんてね。世の中、変わりました。リンゴの名作 Octopus Gardenもあるよ!
5曲目以降は、前の2作ほどくすぐられる選曲ではないのですが、それでも All My Loving や Lady Madonna は気になります。
Yesterday?Hey Jude?Please Please Me?あれ!?前の2作と曲がかぶってね?
安心してください。
別アレンジとなっていますので、聞いて損することはございません。
01. Abbey Road Sonata 1st movement 02. Abbey Road Sonata 2nd movement 03. Abbey Road Sonata 3rd movement 04. Abbey Road Sonata 4th movement 05. Yesterday 06. A Hard Day’s Night 07. All My Loving 08. Please Please Me 09. Penny Lane 10. Lady Madonna 11. Across The Universe 12. The Long And Winding Road 13. Hey Jude
まとめ ビートルズをどう解釈して演奏するか?
ミュージシャンが楽曲をどう解釈しているか?
ビートルズの楽曲のカバーを聞くポイントはここにつきます。つまるところ、ビートルズへの愛がそこかしこに感じられる楽曲はカバー曲として優れたものになっていると思います。
そういう意味では、この1966カルテットにはビートルズへの愛が感じられますよ。
余談ですが、最後に紹介した『アビイ・ロード・ソナタ』は、あのアビーロードスタジオで収録されたらしいです。聞いているほうは、どのスタジオだろうが音の違いはよく分からないのですが(私だけ?)、そこまでする気概が嬉しいですね。
その収録時に、リバプールのキャバーンクラブでも演奏もしたらしいです。以上、ビートルズのカバー紹介シリーズのクラッシック編でした。
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