【ビートルズの名曲】ジョンとポール、ジョージが一緒にヴォーカルをとっている曲ってあるの?

ジョンレノン

ジョンレノンとポールマッカートニーがハモっているビートルズの曲は多くりますが、ジョージまたはリンゴを加えて3人で歌っている曲って意外と少ないんです。4人ともヴォーカルをとるグループなんだからもっとあってもいいのにと思うのですが、これが少ない。今回は、その少ないけどある、3人で歌っている曲をご紹介します。

半世紀を経ても人気が衰えないビートルズ。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか?ある人は曲が良いと言い、ある人は歌詞が良いとも言います。人気の秘密をビートルズの自由奔放なスタイルにあるという人もいます。たぶんすべて正解だと思いますが、もうひとつ…

歌も上手いのです!

ここで紹介する曲をよく聞いてみてください。他のミュージシャンにはない歌の上手さを堪能できるはずです。では、まずは1曲目から。

ジョンとポールとジョージのハモリが美しい Because

アルバム『アビーロード』に収録されたジョンレノン作の曲です。ベートーヴェンの月光ソナタの譜面を逆さまにして演奏したものからインスパイアを受けて作られた作品です。曲も歌詞もシンプル。だけどなんか奥が深そうです。

歌詞を抜粋
Because the sky is blue,  it makes me cry

「空が青いから泣けてくる」なんて素敵な歌詞なんでしょう。その歌詞を、ジョンとポールとジョージがハモっているのです。

ポールが高音部、ジョンが中音部、ジョージが低音部を担当。それぞれが3回ずつ声を重ねて完成させています。聞きごたえ十分。完璧です。

『アビーロード』と言えば、メンバー間の関係が良くない時代のアルバムです。このコーラスワークを聞く限り、本当に仲悪いのかな?と疑問に思ってしまうほどの出来です。

アルバムの中では伝説のアビーロードメドレーの前に置かれた小品扱いっぽい作品ですが、かつてのチームワークを思い起こさせてくれる一曲です。

 

 

ジョンとポール、ジョージが歌うリンゴのテーマ This Boy

I Want to Hold Your HandのB面に収録されたThis Boyです。アルバムだと『パスト・マスターズ Vol.1』 に収録されています。ジョンレノンの作品です。

サビの部分はジョンがリードヴォーカルをとりポールとジョージがコーラスをつけていますが、サビの部分以外のパートは3人で歌っています。聞いていただければわかると思いますが、3人の声は相性抜群です。しびれます。

そしてこの曲は、ビートルズがアメリカを征するきっかけとなった『エドサリバンショウ』でも歌われています。マイク一本を3人で囲んで歌う姿は、もうそれはカッコイイ!これぞビートルズです。多くのビートルズファンは、3人のこの姿がもう一度見たいのです。

またThis Boyはリンゴのテーマとしても有名です。映画『A Hard Day's Night』でリンゴが外をさまよう印象的なシーンにこの曲のオーケストラバージョンが使われました。リンゴの名演が話題になったシーンです。リンゴ曰く「二日酔いで気持ち悪いまま歩いていただけ」とのことです。照れ隠しなのか真実なのか、どちらにしてもリンゴらしいです。この曲、このシーンで使われてたためリンゴのテーマとも言われています。

 

 

曲が良い、歌詞が良いのは当たり前。ビートルズは歌も上手かった!

ビートルズのジョンとポール、ジョージの3人が歌っている曲を2曲紹介いたしました。

  • Because
  • This Boy

両曲ともにシンプルですが、いやシンプルがゆえに3人のヴォーカルおよびコーラスが映える曲となっているような気がします。

ジョン、ポール、ジョージの3人が集まると、個々人で歌っているときよりも魅力が数倍に感じられるのは私だけでしょうか?強い個性がぶつかり合うと多くの場合は反発しあうのですが、ビートルズの場合、少なくとも曲の中では共鳴してよいほうに作用しているように思えます。

ビートルズって不思議です。

他にもまだ3人で歌う曲はありますが、それはまた別の機会にご紹介します!

 

 

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