【レットイットビー50周年】Let It BeもいいけどTwo of Us にも注目したい!

1968年-1970年(後期)

ビートルズ(The Beatles)のアルバム。待ち遠しいですね。

『レットイットビー50周年エディション』、2020年3月現在、完全にリリースされる前提でおります。楽しみで仕方がないのです。映画の公開に合わせてのリリースが予想されます。

10月でしょうか?11月でしょうか?

気長に待ちましょう。そして収録曲に想いを馳せましょう。

謎に包まれていて非常に魅力的なあのゲットバックセッションが公になるかもしれないのです今までは、ブートで聞くしかなかった。いや、まじめな私はアンソロジーシリーズでその断片を聞くしかなかった。

「ゲットバックセッションが聞ける!」は、あくまで予想ですが、もしそうであるなら非常に嬉しいい!ようやく、どうどうと聞けるようになるのです。鼻息が荒くなるのも当然です。

さて、リリースされるかもしれないアルバム『レットイットビー50周年エディション』、どの曲に期待していますか?私は断然 Dig It なのですが(期待の理由はこちらから)、実はもう1曲あるんです。

Two of Us です

どんなところに期待しているのか。少しだけ説明させてください。

Two of Us は、立派なロックンロールナンバーの曲だった!?

Two of Us と言えば、現在リリースされているアルバム『レットイットビー』のオープニングを飾る曲です。作者はポールマッカートニー(Paul McCartney)で、歌うのはポールとジョンレノン(John Lennon)。サビの部分はポールがソロで歌います。

ちょっと変わったところと言えば、ジョージハリスンがベースを演奏している点。全体的にほんわかした雰囲気の曲になっていて、聞き心地が良い作品です。

『アンソロジー3』で聞いても『レットイットビー...ネイキッド』で聞いても、ほんわかしたイメージのある曲ですが、制作当初は立派なロックンロールナンバーだったようです。

どんなふうに?

まず、テンポがとっても速い。ドラムもドカドカなっていって、ベースもドゥンドゥン響いています。ジョンとポールのボーカルも荒々しい。時折ポールのシャウトもはいって、まさしくロッケンロール!

これはこれで非常に新鮮で良い!と思うのですが、ビートルズ側は気に入らなかったのでしょう。なんだかんだで今の牧歌的な感じにおさまっています(これはこれで良いんですけどね)。

他にも注目する点はあります。まあ、これは50周年エディションだからどうこうの問題ではないのですが、Two of Us と言えば歌詞に注目が集まります。

歌詞はジョンに向けられたもの?それともリンダイーストマン?

Two of Us の歌詞は、昔からよく議論になっています。

  • ビートルズから心が離れつつあるジョンに向けてのもの?
  • それとも恋人のリンダイーストマン?

作曲者のポール本人は「リンダに向けられたもの」とおっしゃっておりますが、アーティストの言葉なんか信用してはいけません。

リンダよりもジョンにあてはめたほうがしっくりくる部分もあるのです。

例えば、この部分です。

You and I have memories longer than the road that stretches out ahead

どう解釈すればいいのでしょうか?普通に訳すと、「二人には、この先に延びる道よりも長い思い出がある」です。

これだと意味不明ですが、意訳すると「二人には、この先の未来に起こる何よりも大切な思い出がある」でしょうか?また、この先の未来で大切な思い出は作れないと言っているような気もします。

こうなるとジョンに向けられているっぽいですね。これから結婚しようかというリンダに向けられているとは到底考えられない(ポールとリンダとは1969年3月に結婚)。

他にもchasing Paper(お金を稼ぐ)なんてワードも出てくる。1960年代後半のポールはもうすでに大金持ちです。お金を追いかけるなんてことをしていたのは若かりし頃です。ここでもジョンの姿が見えてきますね。

全体的にジョンの姿がチラホラの歌詞。

解散を目の前にした1969年。ビートルズを存続させたいポールとビートルズを出て行こうとするジョンがいました。Two of Us の歌詞にジョンの姿を見ないファンはまずいないでしょう。

50年経過した今でも歌詞についての議論は尽きません。

『レットイットビー』50周年エディションで、ロックンロールバージョンのTwo of Us を聞きながら歌詞について、あらためて考えてみたいものです。ロックンロールバージョンが収録されるかどうかわかりませんが…。

ロッケンロール!

メンバー仲が険悪な中で作られた作品で、まとまりのなさを感じるアルバムもあります。ファンはそこを歴史と捉えてこのアルバムを楽しみます。収録曲は名曲ぞろい。Let It Beはもちろん、Across the Universe、Get Backなどてんこ盛りです。まとまりのない中、こんな名曲が生まれるのですから、驚きですね。The Long And Winding Roadもありました!

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