2020年、楽しみですね!今からワクワクしています。
東京オリンピック?
いやいや、ビートルズ(The Beatles)の『レットイットビー(Let It Be)』50周年記念盤です。リリースされますかね?されるでしょう。希望的観測ながらそう思います。
令和元年の10月の終わりごろの時点では、映画『レットイットビー』の情報はありますが、50周年記念盤についてはなんら情報が入ってきていません。リリースされるかなー?
もしリリースされるとなると、私的に注目するのはGet Backです。この曲がどういうカタチでリリースされるのか、非常に気になるところではあります。
何が気になるのか?
ここで少しばかり気になることを紹介いたします。
No Pakistanis としての収録はあるのか?
1969年4月リリースのビートルズのシングルGet Back。他と同様メガヒットを記録したシングルです。この曲、もともとはプロテストソングとして制作されていたようです。
その名もNo Pakistanis
1960年代後半、イギリスではパキスタンからの難民問題に揺れていました。流入するパキスタン人が本国イギリス人の職を奪ってしまっているという問題です。
そこはかとなく漂う排除に向けた空気。
その空気をかぎ取ったポールマッカトニー(Paul McCartney)が作った曲がNo Pakistanisです。公式リリースはされていないものの、いろんなところで音源は転がっているのでぜひ聞いてみてください。
我々がよく知るGet Backよりもかなりハードは仕上がりになっています。
人種差別・排撃を逆説的な歌詞で訴えようとしたらしいのですが、誤解を招く可能性があるとのことで、現在のシンプルな歌詞に落ち着いています。
そのままリリースされていたらどうなっていたのだろう?そんな想像をさせてくれる曲です。これ、50周年記念盤に収録されますかね?されてほしいですね。
ルーフトップコンサートのGet Back
ルーフトップコンサートのGet Backも収録してほしいところ。公式盤では『ビートルズ アンソロジー3』で聞くことができます。
素直に、カッコイイ!
シングルバージョンで慣れていた耳に、ルーフトップバージョンはハードに突き刺さります。後半のアドリブっぽいところなんて最高です。これぞバンドのミュージックといったチームワークを見せてくれます。
仲悪くないんじゃないの?
と、思わせてくれる演奏っぷり。ビリープレストンもいい味出しています。
1960年代後半、ライブ演奏不可能な曲ばかり作っていたビートルズが久々にシンプルな曲をリリースしたので、世間には"コンサート復活あるのか?"みたいな雰囲気があったようですが、結局ルーフトップが最後でした。
でも、Get Backはとてもコンサート映えする曲です。
近年のポールの公演でもよく演奏されますしね。とにかくGet Backはライブでこそ生きる曲だと思います。
私は、ルーフトップのGet Back最強説を唱えています。3回演奏されていたそうなので、すべて聞きたいものです。50周年記念盤できけたら最高!です。
通常版も1000万枚以上売り上げている化け物シングルGet Back
ビートルズのベストアルバム『ビートルズ1』に収録されているGet Backを聞いていて思ったのですが、何かほかのシングルよりも地味な感じがします。
でも、よくよく調べてみると、Get Backはとても売れています。アメリカのビルボードで6週連続1位を獲得しているほどです。
完全に想像ですが、Get Backのヒットは、世界の人々からビートルズへのメッセージだったのではないかと思うのです。
世間的には、プログレっぽいのがはやっているけど、聞きたいにはシンプルな曲。コンサートで演奏可能な曲。そういう意味でもGet Backだったのではないかなと。
一応、ルーフトップコンサートというカタチでビートルズは答えてくれていますが、その期待に応えられないまま、ビートルズは解散してしまいます。
Get Backのヒットはそんな社会からの期待を感じるものでした。なのでゲットバックセッションもあながち間違っていなかったのではないかと。もしゲットバックセッションが成功していたら、世界の音楽地図は変わっていたかもしれませんね。
ということで、ゲットバックセッションの曲がたっぷりはいった50周年記念盤の『レットイットビー』を期待します!
https://liverpoolsumitai.com/twoofus
全オリジナルアルバムの聞きどころを紹介。ちょっとしたアルバムガイドになっていると思います。参考にしてみてください。 詳しくはこちらから
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