【ビートルズの名曲】ジョンとポールがプレゼントした名曲たち その2

ジョンレノン
レノン=マッカートニーの提供曲をビートルズが演っていたら?をコンセプトにレノン=マッカートニーが提供した楽曲をビートルズそっくりにカヴァー!

ビートルズのメインコンポーザーであるジョンレノンとポールマッカートニーは、他のミュージシャンにもレノンマッカートニー名義で曲を提供しています。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』というアルバムをご存知でしょうか?ジョンとポールが提供した曲をもしビートルズが演奏したら…というコンセプトのもと制作された企画アルバムです。

今回は、このアルバムに収録されている曲を紹介して、他のミュージシャンにプレゼントした曲も「すごいんだぞ!」というのをお伝えできればと思います。

  • ビートルズ用に作られた曲じゃないんでしょ?
  • 自分たち用じゃないから手を抜いてるんじゃない?
  • 特にジョンは抜いてそう…
  • 聞く価値あるの?

そう、思う気持ちもわかります。だけど、一度手に取って聞いてみてください。なぜ、ビートルズ名義でださなかったの?もったいない。そんな曲が多くあります。というわけで、以下収録曲をご紹介します。以前、Hello Little Girlまで紹介した記事を書いたので、今回はGoodbyeからです。

 

【収録曲】
01. One and One is Two
02. Bad to Me
03. A World Without Love
04. Love of the Loved
05. I'll Keep You Satisfied
06. That Means a Lot
07. I'll Be On My Way
08. I don't Want to See You Again
09. Hello Little Girl
10. Goodbye
11. Tip of My Tongue
12. Nobody I Know
13. From a Window
14. Step Inside Love
15. Like Dreamer Do
16. It's For You
17. I'm in Love

他人にあげる曲でも手を抜かないのがレノンマッカートニー

Goodbye

有名な曲ですよね。歌うはアップルの歌姫、メリーポプキンです。そうです。ビートルズが設立したあのアップルレコード所属です。イギリスのオーディション番組にでていたところを、ミニスカートで有名なあのツイッギーがポールに推薦したのがデビューのきっかけらしいです。オーディション番組には出ておくもんですね。

ポール作のこの曲はメリーポプキンのセカンドシングルとして1969年にリリース。イギリスで2位、アメリカで13位を記録しています。

Tip of My Tongue

これもまた佳曲です。ぜひ、ビートルズバージョンを聞いてみたい曲です。でもないっぽいです。この曲はポールによって作られ、トミー・クイックリーに提供されています。1963年のリリースで、さほどヒットはしなかったようです。いい曲なんだけどなぁ。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』では、Run for Your Lifeがモチーフにされていますね。カッコイイ!

Nobody I Know

A World Without Loveに続く、ピーター&ゴードンの2枚目のシングル。ピーターの妹さんのジェーンアッシャーと交際していたポールによる作品です。イギリスで9位、アメリカで12位を記録。ヒットしていますね。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』では、I'll Follow the Sunっぽく演奏されています。

From a Window

1964年にビリー・J・クレイマー&ダコタスによって発表された曲です。作者はポールマッカートニーです。イギリスで12位、アメリカで23位を記録しました。チャート的には比較的振るっていませんが、『愛なき世界~ノーザン・ソングス』に収められている曲の中では1位2位を争う名曲ではないでしょうか。素敵なバラードです。ポールはやっぱり天才ですね。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』では、イントロがTicket to Ride風になっています。

Step Inside Love

シラブラックのためにポールが作った曲です。発表は1968年。この曲は『アンソロジー3』でポールバージョンを聞くことができます。このシラブラックという女性シンガーは、キャバーンクラブのスタッフとして働いていたところを、どこでどう見つけたか、その才能をビートルズが見出してデビューした方です。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』ではエンディングで、ジョージハリソンのI Want to Tell Youっぽく突然なります。

Like Dreamer Do

アップルジャックスによって1964年に発表された曲です。作者はポール。『アンソロジー1』で聞くことができるので有名ですよね。アップルジャックスバージョンはイギリスで20位を記録したそうです。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』ではエンディングがPlease Please Meです。このアルバムバージョンは、底抜けに明るい感じになっており、聞くと元気がでます。私は、このアルバムバージョンが一番好きです。

It's For You

この曲もシラブラックにより1964年に発表された曲です。作者はポールです。イギリスでは8位とヒットしていますが、アメリカでは79位とチャート的にはあまり振るわなかったようです。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』で聞くと、You've Got To Hide Your Love Awayっぽいですが、定かではありません。ぜひ、聞いてみてください。

I'm in Love

リバプール出身のフォーモストにより1963年に発表されたセカンドシングルです。デビューシングルはジョンが提供したHello Little Girlです。I'm in Loveもジョンレノン作です。イギリスで15位とさほどヒットしていないようですが、私は『愛なき世界~ノーザン・ソングス』の収録曲の中で一番好きです。

なぜビートルズで出さなかったんだ!

声を大にして言いたいです。ワイルドなジョンの魅力が詰まった非常にカッコいい曲です。ビートルズバージョンは、『The Beatles Bootleg Recording』で聞くことができます。ピアノデモですが、曲のカッコよさは十分に伝わってきます。もう一度いいます。なぜビートルズで出さなかったんだ!

気づけばほとんどの曲がポールマッカートニー作

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』に収録されている曲がたまたまそうだったのかもしれませんが、レノンマッカートニー名義だけど、作者はほぼポールということに気づいてしまいました。

特にこの記事で紹介した8曲のうち7曲がポール!ジョンは最後のI'm in Loveだけ。提供した曲の年代を見ると、例外はあるものの、初期のころに偏っています。初期のころの本家ビートルズでは、ジョンの曲が多く、そのあたり何か関係しているのかもしれませんね。

この記事から、ひとつ確実に言えることは、ポールは手を抜かないということですね。さすがポールです。ますますファンになりました。

『愛なき世界~ノーザン・ソングス』の前半の曲は以下の記事を参照してください。

 

レノン=マッカートニーの提供曲をビートルズが演っていたら?をコンセプトにレノン=マッカートニーが提供した楽曲をビートルズそっくりにカヴァー!

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