ビートルズの謎と神秘:5つの奇跡の秘められた物語

ビートルズについて

猛烈にビートルズに夢中です。今回はビートルズにまつわる奇跡のお話。噂…?都市伝説…?真偽のほどがわからないものもありますが、知っておいて損はしないと思いますし、素直にオモシロイと思いますので、紹介します。5つほどあります。ビートルズを堪能したいという方は、参考にしてください。それではさっそく。

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この記事の内容

・ビートルズとイギリスの徴兵制度問題
・ヒースロー空港で目撃されたビートルズ
・パティボイドとジョージハリスン
・Yellow Submarine とジョンレノンのキリスト発言
・リバプールの奇跡

どの話題もなんだか耳にしたことあるな、という感じだと思いますが、優しい気持ちで見ていってください。この他にもこんな奇跡もあるよというのがあれば、ぜひ教えてください。真偽は、もちろん、問いません。

ビートルズとイギリスの徴兵制度

ご存知の通り、ビートルズのメンバーは兵役に就いていません。そりゃそうですね。当時のイギリスには徴兵制度がありませんでした。ふーんと思いがちですが、実はこれが奇跡。イギリスは1960年を最後に徴兵制度を廃止しています。仮にあと2~3年続いていようもんなら、召集されていたかもしれない。危ないところです。1960年の廃止だって、十分に危なかった。その年のメンバーの年齢は、

・ジョンレノン 20歳
・ポールマッカートニー 18歳
・ジョージハリスン 17歳
・リンゴスター 20歳

ジョージ以外、召集されてもおかしくない年齢です。もし招集されていようもんなら、ビートルズが存続していたかどうかも怪しいところ。エルヴィス・プレスリーの例を見るまでもなく、召集されてしまっていたら、今のビートルズはなかったかもしれません。1960年のビートルズはハンブルグで武者修行中。まさに世に出る一歩手前。招集されなくて、本当に良かった!

ちなみに徴兵制度の廃止の理由には、核兵器が関係しています。核の抑止力を手に入れたイギリス軍。軍事力はそのままに人員削減が可能になったとのこと。核の抑止力、徴兵制度の廃止、ビートルズ…。なんだか皮肉なもんですね。

ヒースロー空港で目撃されたビートルズ

ビートルズの世界制覇のきっかけは、アメリカのテレビ番組『エドサリバンショウ』への出演です。ビートルズが初めて出演した回の視聴率は72%、全米7000万人以上が視聴。出演時間には若者の犯罪件数がゼロ件になり、みんなトイレを我慢したのか水の使用量も激減したのだとか。荒々しい逸話のあるこのテレビ番組への出演にも奇跡がありました。

デビュー後初の海外ツアーを終えたビートルズが、ヒースロー空港に降り立ったのが、1963年10月31日。空港は、既にイギリスで人気を得ていたビートルズを出迎えるファンでごった返していました。その空港の片隅に、『エド・サリバン・ショウ』の司会者、エド・サリバンがいたようなのです。

あの騒ぎは何だ?

ということで、エド・サリバンの目に留まったのがビートルズです。アメリカに帰国したサリバンは、さそくビートルズの調査を開始。「エルヴィス・プレスリー以来の熱狂がおきる!」と番組出演オファーとなりました。1963年の10月31日にサリバンがヒースロー空港にいなければ…、ビートルズの世界制覇は少し遅れていたかもしれません。まさに奇跡の目撃です。

ここには、もうひとつの奇跡もありました。その日、サリバンが空港でビートルズ騒ぎを目撃できたのは、搭乗するはずの飛行機が遅れていたから。彼はその待ち時間に「その騒ぎ」を見ています。もし飛行機が遅れていなかったら…。

パティボイドとジョージハリスン

パティボイドはジョージハリスンの最初の結婚相手です。二人の出会いは1964年。ビートルズが世界中でとんでもない人気を誇っている時期に出会っています。きっかけは、ビートルズ主演映画『A Hard Day's Night』の撮影で、パティはそこに学生役で出演していました。それが縁で1966年に二人は結婚。

これが奇跡?

仕事の現場で出会って結婚。これだけなら普通です。でも、この結婚が名曲を生み出すきっかけとなったのであれば話は別。ジョージはパティに向けて名曲 Something を作った。とされています。真偽のほどは分かりませんが、パティ側はそう主張しています。

さらに、ジョージの親友エリック・クラプトンもパティと恋に落ち、Layla(いとしのレイラ)を作っています。Wonderful Tonight もそのようです。

・Something
・Layla(いとしのレイラ)
・Wonderful Tonight 

どれもロック史に残る名曲です。これらは、すべてパティボイド・インスパイア系の楽曲。これはもう奇跡と言っていいのでは!?

Yellow Submarine とジョンレノンのキリスト発言

ビートルズには様々なタイプの楽曲があり、実に多面的です。Yellow Submarine もFor Kids系の楽曲として、ビートルズの多面性を構成しています。この曲が最初に世に出たのが1966年の8月。アルバム『リボルバー』にも収録され、Eleanor Rigbyと両A面シングルとしてリリースもされています。シングルチャートの成績は、次の通り。

・全英シングルチャート 4週連続1位
・米国ビルボード(当時は各面集計)
 Eleanor Rigby 最高位11位
 Yellow Submarine 最高位2位
アメリカでは Yellow Submarine のほうがセールスがよかったようです。なぜか?良い曲だから?一理あります。でも、こうは考えられないでしょうか。
Yellow Submarine のほうにプロモーションを注いだ。
この曲がリリースされた1966年8月当時。アメリカではジョンレノンのキリスト発言で大炎上していました。「ビートルズはキリストより人気がある」この発言が問題視され、ラジオ局はビートルズの楽曲を放送禁止にし、一部の団体はレコードを焼き払う運動を扇動したとのこと。その状況下では、ちょっと宗教的なEleanor Rigbyは推せなかった。そうなると、リンゴスターによる Yellow Submarine なわけです。
Yellow Submarine は後にアニメーション映画化されるほど、人気に火が付きます。もしあのタイミングでEleanor Rigbyが推されていたならば…。映画化などなく、ブルーミニーやジェレミーといったキャラクターもなかったかもしれません。ジョンのキリスト発言がYellow Submarine人気に火を付けた。この話、嘘か誠か。でも、一考の余地はあります。

リバプールの奇跡

ビートルズにまつわる奇跡を連ねてきました。でも、何だかんだ言ってもイギリス北部の港町リバプールが一番の奇跡です。ジョンレノン、ポールマッカートニー、ジョージハリスン、リンゴスターの4人がほぼ同時期に同じ町に生まれたこと。これこそがまさに奇跡。人類に対する神様からの粋なプレゼントです。百年戦争に薔薇戦争、一次大戦、二次大戦…、戦争ばっかりするんじゃなくて、そろそろ楽しめよと。
第二次大戦以降、エンターテイメントで人類をひとつにまとめた唯一の存在。ビートルズという奇跡に、今も昔も猛烈に夢中です。以上、「ビートルズの謎と神秘:5つの奇跡の秘められた物語」でした。おしまい。

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