ビートルズ ポールマッカートニーのロックンロールな名曲2選

ビートルズの曲

今回は天才メロディーメイカーのポールマッカートニーの曲がテーマです。ポールと言えば、イエスタデイヘイジュード、レットイットビーといったビートルズの超有名バラードを手掛けた男です。

  • あれ?ビートルズってロックバンドだよな。
  • ロックンロールしているのってジョンレノンのイメージが強いね。
  • ポールのロックンロールってあるのかな?
  • シャケナベイベー

ポールについてこう思っている人も多いのではないでしょうか。実はロックンロールな曲もあるんです。というか、ポールはビートルズの中で最もロックンロールな曲を作っています

うぉーらす

天才は何でもできるのです。

では、さっそくポールのロックロールを2曲ほどご紹介します厳密に言うとロックンロールとロックは別の音楽です。その定義に触れると長くなるので、ここでは一緒のものとして何となくハードな音楽としてロックンロールとロックをごちゃまぜにして紹介します。そっちのほうがロックですから。ヨロシク!

▼ 動画もありますのでこちらもご覧ください。

 

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I'm Down ビートルズのコンサートのラストを飾る名曲

1965年リリースのシングル「ヘルプ!」のB面に収録された曲です。おそらくコンサート映えを狙った曲です。ビートルズはコンサートのラストで演奏する曲をリトルリチャードのカバーの「ロング・トール・サリー」にすることが多かったのですが、I'm Downがリリースされてからはこの曲がラストを飾るようになります。

狙い通り、ものすごくコンサート映えする曲です。

もっとも有名なのは、1965年8月のシェイ・スタジアムで演奏されたものでしょう。人類史上初、5万人もの観客を集めた伝説のコンサートでの演奏です。ポールはもちろんですが、ジョンもジョージも乗りに乗っています。興奮したジョンは、ひじでオルガンを演奏しています。衝撃映像です。ロックンロールってこういうことなのか!と思える曲です。

2016年公開の映画『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』を映画館で観てると、本編が終わった後に、劇場特典としてこのシェイ・スタジアムの映像が一緒に上映されました。スクリーンでみるI'm Downの映像は鳥肌ものでした。ということで、まずはI'm Downです。

うぉーらす

『パスト・マスターズ Vol.1』に収録されているよ。

Get Back ルーフトップコンサートでのパフォーマンスは圧巻

Get Backはビートルズの19枚目のシングルとして1969年4月にリリースした曲です。"get back"という歌詞が様々な憶測を呼んだ曲です。

  • バンドから離れつつあったジョンに「戻ってこい」と言っているとか
  • このころジョンの横に常にいたオノヨーコに「元の場所に戻れ」といっているとか

いろいろありますが、プロテストソングとしてポールは考えていたようですNo Pakistanisというタイトルで、当時イギリスで社会問題化していたパキスタン難民流入への排斥ムードを逆説的に避難する目的だったそうです。ただ、誤解を招きかねないタイトルであったので、最終的にはGet Backにタイトルは落ち着き、歌詞も大幅に修正されたそうです。その修正される前のバージョンがすごい!ハードなロックなのです。公式にはリリースされていないのですが、いつの日か公式にリリースされることを期待します。

Get Backについてはもう一点。ルーフトップコンサートでのパフォーマンスに触れないわけにはいきません。1966年8月29日キャンドルスティックパーク以来のビートルズのコンサートです。気合入りまくりです。Get Back演奏時にロンドンの警察がコンサートを止めに入るのですが、警官に向かってポールがアドリブで応戦します。もう、カッコいい!伝説となった瞬間です。こちらは『アンソロジー3』で聞けるのでぜひ!ということでGet Backをおすすめします。

まとめ ポールは稀代のロックンローラーだった

とりあえずポールのロックンロールな曲を2曲ご紹介しました。ふりかえってみると、ポールって意外とロックンローラーでした。She's A WomanHelter Skelterもポールですし、よくよく考えるとCan’t Buy Me LoveBack in the U.S.S.R. といった有名ロックナンバーもポールでした。今ではジョンよりロックンローラーなんじゃないかという気がしています。

ポールのロックンロールナンバーを厳選して2曲だけにしぼるのはとうてい無理な話でした。ここではコンサート映えするロックンロールナンバーとしての2曲ということでご理解ください。

アカデミー賞の受賞監督ロン・ハワードがビートルズのドキュメンタリーを作品に。ライブシーンや未公開映像などからビートルズのの社会的、文化的な意味に迫る。
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