ビートルズの名曲 ビートルズは何を歌っているのか?歌詞の内容を調査

ジョンレノン

Strawberry Fields Forever

サウンドも歌詞もガラリと変化しました。この曲で歌われているのは、「理解されない自分と孤独」でしょうか。たぶん一般的にはそう解釈されています。非常に抽象的な歌詞であるため、さまざまな解釈が可能です。タイトルのStrawberry Fieldsは、この曲の作者ジョンが少年時代によく遊んだ孤児院という知識がないと解釈するのが難しいかもしれません。ちなみに私はオネショの歌だとふんでます。分類するならば哲学でしょうか。

Penny Lane

Penny Lane とはビートルズの故郷リバプールにある通りの名前です。作者のポールが子供のころに過ごしたPenny Lane周辺の風景が歌われています。散髪屋さんであったり銀行が登場したりと、かなり具体的な内容になっております。今では、ビートルズゆかりの地として観光名所になっていますね。物語に分類したいですね。

All You Need Is Love

これまた解釈の難しい曲です。主張は一貫して「愛こそはすべて」なのですが、その「愛」の解釈がポイントだと私は思っています。1番の歌詞と2番の歌詞でCan’tとis'ntが使い分けられているのが不思議な感じがします。「愛あればすべてOK」という意味で歌っているのか、「愛があるから、まあいいか…」と歌っているのか。作者のジョンに聞いてみたいところ。この曲は間違いなく哲学ですね。

Hello, Goodbye

正直、意味不明な歌詞です。ジョンとは一味違ったポールマッカートニー流のナンセンス作品。あえて言うなら「あなたと私は違う」と言ったところでしょうか。HelloがでてきたらGoodbyeがでてきて、YesがでたらNoが出るといった具合に、始終対立しています。この歌詞を深いととるのか、浅いととるのか。聞いた人次第の曲。分類はゆくわからないので「不明」。

Lady Madonna

作者のポール曰く「リバプールで働く労働者階級の女性について歌った曲」です。確かに、忙しく働く女性の姿が歌われています。月曜日は子供の靴が~、火曜日は~、みたいな感じで各曜日の行動がうたわれているのですが、なぜか土曜には触れられていません。なぜでしょうね。物語に分類したいと思います。

Hey Jude

歌詞をそのままみると「恋愛に奥手なジュードを励ます歌」ですが、「挑戦する人への応援歌」ともとれる内容です。どちらかというと後者である気がします。もともとジョンの子供ジュリアンのために作られた曲なのですが、今や普遍性をもって世界中で歌い継がれていますね。これは応援歌と分類したいです。

Get Back

とにかく「戻ってこい!」と言ってる曲です。曲中に登場するジョジョとロレッタマーチンに向けてGet Back!と叫んでいます。このジョジョとロレッタがジョン&ヨーコじゃないかと邪推してしまう内容になっています。でもポールは違うとおっしゃっています。もともとは、No Pakistanisというタイトルだったそうですが、誤解を招くとのことで変更、現在のタイトルと歌詞に落ち着いています。これは物語。

The Ballad of John and Yoko

ジョンとヨーコの結婚関連」のことが歌われています。ビートルズの作品には珍しくまったく普遍性がない作品です。歌詞には、「平和のためのベットイン」のことにも触れられています。この曲がリリースされた1969年のこのあたりにはもうジョンは平和について考えていたんですね。分類は物語かな。

Something

要約すると「彼女が好きすぎて離れたくない」でしょうか。恋愛ソングど真ん中。ひさびさに甘い感じのビートルズ楽曲です。この曲の作者はジョージハリスンで、ジョージ初のA面シングルです。中後期からドはまりしていたインド音楽の影響は陰に隠れ、純粋な恋愛バラードとなっています。分類はもちろん「惚れたはれた歌」です。

Come Together

ジョンレノンセンスの炸裂です。まったく意味不明です。だから様々な解釈ができるわけですが、この曲はそんなことも通用しない感じがします。一部、ジョン自身を含めたビートルズのメンバーについて歌われている解釈もあるそうですが、真相は如何に。

Let It Be

「あるがままにまかせなさい」ということが歌われています。ビートルズの後期のこのころになると、ビートルズを取り巻く周辺情報を絡めて解釈してしまいますが、歌詞をそのまま読むならば、「落ち込んでいるとき/マザー・メアリーが現れて/素晴らしい言葉をくれた/「あるがままにまかせなさい」と、こうなります。なんだかありがたい感じになりますね。分類するなら哲学でしょうか。

実際は、ビートルズ解散間際の状態で作られたこの曲の歌詞には、作者ポールの心境がたっぷりと反映しているような気がします。ビートルズを維持したいポールが「なすがまま」とあきらめた歌。ファンにとっては涙がでる曲です。

以上が後期のビートルズのシングル曲です。歌詞の内容を分類すると、惚れたはれたが1曲、哲学が4曲、物語が3曲、応援歌が1曲、不明2曲という結果でした。後期ビートルズは失恋を含む惚れたはれたの曲が少なくなりますね。

以上、「ビートルズは何を歌っているのか?歌詞の内容を調査」でした。おしまい。


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