ポールマッカートニー(Paul McCartney)。もう一度、日本に来てくれないかなー。もし来てくれた時に備えて、ここではポールのコンサートを"精神的に"2倍楽しむ方法を紹介いたします。
結論を先に言うと、"ジョンレノン(John Lennon)を期待すること"です。ポールが次々と歌う楽曲にジョンを期待するのです。そうすると確実に2倍以上楽しめます。
???
…と、言ってもよくわからないと思いますので、少々解説をさせてください。
ポールマッカートニーは伝家の宝刀をたくさん持っている
ジョンレノンを期待するってどういうこと?
ビートルズ(The Beatles)には一定のルールがあって、基本的には曲を作った人が歌います。だからポールのコンサートでは、基本的にはポール作の曲ばかりです。ジョージハリソンのSomethingなんかは例外的に定番となっていますが、他のメンバーの曲を演奏することは非常に稀。
同じビートルズだったんだからいいじゃん!仲間じゃん!
というふうにはならないようで、そこには1960年代から敷かれているルールが残っています。ただ、厳密にガチガチにルールは守られているかというと、そうではなく、軽い気持ちでジョンの曲をやってくれたりします。
例えば、ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017のオープニング曲。
あの曲は、間違いなくA Hard Day’s Nightでした。
期待していたジョンの曲です。ポールによるジョンの曲です。私は震えました。同時に、伝家の宝刀を抜いた!とも思いました。
伝家の宝刀は切れ味抜群です。いやがおにも盛り上がります。
- A Hard Day’s Night(2017年、2018年)
- Being for the Benefit of Mr. Kite!(2013年、2015年、2017年、2018年)
日本で抜いた伝家の宝刀はこの2本だけだと思います。この2曲を聞いた方は非常に貴重な体験をしています。もちろん私も体験しています。
ポールによるジョンの曲を宝刀として定義するならば、ポールの宝刀はまだまだあることになります。例えば、I am the WalrusやCome Together…。考えただけで興奮します。
ジョンとの共作は伝家の宝刀になりえるのか?
共作曲なんかはもう完全に宝刀です。楽しめないわけがないですね。
- From Me To You(2018年)
- We Can Work It Out(1993年、2002年、2013年、2015年、2017年、2018年)
- I Wanna Be Your Man(2017年)
ここ最近ではこの3曲ですね。やはり切れ味抜群でした。海外だと A Day in the LifeからのGive Peace a Chanceという豪華な流れもあるようですが、日本では"まだ"聞けていません。
共作といえば…。超有名なあの2曲が演奏されていないことに気づきませんか?
She Loves You と I want to Hold Your Hand です。
初期ビートルズの代名詞ともいえる2曲がまったく演奏されていないのです。不思議です。この2曲の宝刀…いや、草薙の剣はビートルズファンとしてやっぱり聞いておきたい。もしも将来、この2曲がポールの演奏で聞くことができたら…。2倍?10倍は楽しめるはずです。
ポールはきっとファンの気持ちに応えてくれる
「ローリングストーンズのライブで Satisfactionが演奏されなかったら『金返せ!』って思う」そうポールは語ったことがあります。ファンの期待に応えるのがパフォーマーとしての責任という意味でしょう。
1990年にリバプールのコンサートでStrawberry Fields ForeverとHelp! を演奏した実績もあります。人一倍ファン思いなポールは、いつかきっとジョンの曲や共作曲をガンガンやってくれるはず。そう期待して、私は毎回コンサートに臨んでいます。
今回もShe Loves Youなかったかー
そう思えるのも、また楽しい。これこそが2倍楽しむ秘訣です。もう一回、そう思わせてくれないかなー。きてくれないかなー。ポールマッカートニー。
ビートルズ関連グッズはこちらからどうぞ
コメント