【おすすめ】ビートルズの2ndアルバム『With The Beatles』の評価と全曲紹介

1962年-1965年(初期)

世界最高のバンドとの評価を受けているビートルズ(The Beatles)。彼らの作品のクオリティは他を圧倒しています。シングル作品もGoodですが、アルバム作品はなおのことGood。活動期間中に残した珠玉の13枚は人類の宝として、ながく受け継がれていくはずです。

そんなビートルズのデビューアルバムは『Please Please Me』というのは有名ですね。続く2枚目のオリジナルアルバムは『With The Beatles』です。デビュー作に比べるとやや知名度は落ちますが、たんまりと良い曲が入っています。

ということで、今回は『With The Beatles』の評価と全曲紹介です。まずは、アルバムの評価から。いったいどんなアルバムなんでしょう???

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超有名バンドのアルバムから全英1位を奪った作品

結論から言ってしまうと『With The Beatles』は最高のアルバムです。この結論に至るには、私の個人的な感想も大部分を占めていますが、確固たる事実も存在します。その事実とは?

『With The Beatles』は誰もが知っている超有名バンドがリリースしたアルバムから全英1位を奪った作品なのです。『With The Beatles』が1位を奪取するまで、その超有名バンドのアルバムが長いこと1位に居座っていました。

そこに我らがビートルズが2枚目のアルバムをひっさげて乱入したわけです。人気とその実力をもってすれば、1位を奪うことなんて朝飯前だったのかもしれません。その証拠に『With The Beatles』はリリースから2週目に全英1位となり、そこから21週にわたり1位の座に居座り続けています。

評価が低いわけがないですね。

『With The Beatles』って、そんなアルバムです。このアルバムに1位を奪われたミュージシャンはさぞ悔しかったんじゃないかと想像しますが、実はそうではなかったんですね。なぜなら、そのミュージシャンというのは、ビートルズだからです。

そうです。

『With The Beatles』が1位の座を奪ったのは、ビートルズのデビューアルバム『Please Please Me』だったんです。このアルバムは30週連続1位記録を打ち立てていたので、ある意味悔しい結果なのかもしれませんが。

人気があっただけでしょ?そんな声が聞こえてきそうですが…

違います。

曲も粒ぞろいです。収録されている名曲たちを全曲紹介します。それではさっそく、アルバムの1曲目から。どうぞ。

冒頭の3曲で聞く者を完全にノックアウトするアルバム

21週連続1位という記録を作った2ndアルバム。1stアルバムと合わせると51週連続1位!!イギリスでは、ほぼ一年間ビートルズが1位とい異次元の記録を作っています。冒頭の3曲で心をわしづかみにされます。All My Lovingを聞いたら間違いなくファンになります。カバー曲も名作ぞろい!
It Won't Be Long

『Please Please Me』の1曲目 I Saw Her Standing There もインパクト大の名曲ですが、『With The Beatles』のオープニングナンバー It Won't Be Long も負けず劣らずインパクト大です。

Yeah Yeah というコーラスが印象的なロックンロールなこの作品は、ジョンレノンの手によるもの。リードボーカルもジョンレノンです。

シングル候補として作られた曲だったのですが、何かが足らないという理由で、シングル化されずアルバムに収録されることに。さて、足らない何かとは何だったんでしょう。

凡人の私にはわからないのですが、シングル化したらヒットしていただろうことは何となく予想は尽きます。ビートルズのクオリティの基準は非常に高いのです。

All I've Got To Do

1曲目のロックンロールナンバーから一転、渋めの2曲目 All I've Got To Doです。この作品もジョンレノンによるもの。そしてボーカルもジョンです。

なにわともあれこの曲のメロディはとても美しい。でも、甘ったるくないのは、ジョンの声だからでしょうか。なんともセクシーな歌声です。

個人的にはこのアルバムの中で1位2位を争う名曲だと思っています。完成度が高い。アルバム2作目にしてもうこの完成度なんですから、やっぱりビートルズってすごい!

All My Loving

この曲を知らない人がいるのでしょうか。曲名は知らなくても、どこかで耳にしたことがある曲だと思います。All My Loving、初期ビートルズの代表曲です。

作者はポールマッカートニーで歌っているのもポールです。メロディの美しさが前面に出ていますが、三連符を正確に弾くジョンのギターも凄いんです。いろいろと、ビートルズの凄いところが詰まっているのがこの曲。作者のポールに対してジョンが嫉妬したほどの名曲です。

シングルカットしたら間違いなくヒットしていたはずです。この曲のクオリティをもってしてもなぜかシングルカットはされていません。うーん、ますますビートルズのシングルカット基準が分からなくなってきました。

あらためて聞いてみたら、やっぱり名曲!

Don't Bother Me

ジョンの名曲、ポールの傑作の次は、ジョージの曲です。記念すべき、ジョージハリスン第一作目。歌っているのもジョージです。初々しさがたまらない作品です。

前作『Please Please Me』ではジョンからプレゼントされたDo You Want To Know A Secretを歌っていたジョージですが、アルバム2作目にしてオリジナル曲を完成させています。やっぱり偉大なる二人の兄(ジョンとポール)の近くにいると作りたくなるのでしょうか。

完全に想像なのですが、ジョンとポールがいとも簡単に曲を作るもんだから、「自分も!」となったのかもしれませんね。The Rolling Stonesのミックとキースもレノンマッカートニーに触発されて曲作りをするようになったといいますから、あながち間違いではないでしょう。

ジョージが作曲に目覚めるきっかけを作った点もジョンとポールの功績ですね。だって、この曲がなければ後のSomethingなどの名曲がなかったわけですから。

Little Child

続いてレノンマッカートニー作品のLittle Childです。こちらジョンとポールの共作です。なぜか私は、ジョンレノンの単独作と思っていました。ボーカルもジョンとポールですね。まだまだ私も修行がたりません。

Little Childという曲。もともとリンゴスターが歌う曲として作られたようです。それがなぜか、リンゴではなくジョンとポールが歌っています。いったいどんな理由があったのでしょうか。

  • 作ってみると意外と気に入ったのでリンゴ用にするのをやめた
  • リンゴが歌うのを嫌がった
  • リンゴの曲として作ったのを忘れた

…と、いろいろ考えられますが、たぶんリンゴがI Wanna Be Your Manを歌うことになったからだと思います。まあ、結果的によかったのかな。

それにしてもリンゴは2曲歌ったらいけないのでしょうか?

Till There Was You

アルバム6曲目はカバー曲です。もともとは、1957年のブロードウェイミュージカル『ミュージック・マン』で使用された曲だそうで、なんともほんわかするバラードです。

歌っているのはポールマッカートニー。ポールの甘い歌声が曲調になんともマッチしています。それにしてもロックンローラーなビートルズがこの曲をカバーしているのって、なんか不思議な感じですね。歌詞もメルヘンチックだし。

1964年のイギリス王室主催のロイヤルバラエティショウでも演奏している点を考えると、大人しめの新たなファン層を取り込む作戦だったのかもしれません。真相は分かりませんが。

Please Mister Postman

7曲目もカバー曲、Please Mister Postmanです。超有名曲ですね。もともとはザ・マーヴェレッツというモータウン所属の女性グループの曲で、アメリカのビルボードで1位を獲得しています。カーペンターズもカバーしています。

歌っているのは、我らがジョンレノンです。なんと表現していいのか分からないほど、ナイスボーカルを聞かせてくれます。ポールとジョージのコーラスもいい!さすが世界一のコーラスグループ、ビートルズです。

曲の途中、ジョンが勢い余ってコーラス部分を歌っているのも最高にカッコイイ!ビートルズのカバー曲の中でも突出したクオリティの作品だと思います。

やっぱり、ジョンの声がカッコイイ!

と、いったところで次のページはアルバムの後半戦です。まだまだ珠玉の名曲がたくさんでてきますよ。

カバー曲も絶品!!バンドとしての実力を見せつけるアルバム

21週連続1位という記録を作った2ndアルバム。1stアルバムと合わせると51週連続1位!!イギリスでは、ほぼ一年間ビートルズが1位とい異次元の記録を作っています。冒頭の3曲で心をわしづかみにされます。All My Lovingを聞いたら間違いなくファンになります。カバー曲も名作ぞろい!
Roll Over Beethoven

レコードだとここからがB面です。B面の1曲目もカバー曲です。ジョージハリスンが歌うRoll Over Beethoven。チャックベリーの超有名曲にして超名曲ですね。

ビートルズに多大な影響を与えたと言われる1950年代のロックンローラーと言えば、エルヴィスプレスリーやリトルリチャード、バディ・ホリーなんかが挙げられますが、もちろんチャックベリーもその一人。

とりわけチャックベリーへの崇拝度は非常に高く、ジョン至ってはロックンロールに別名を付けるなら"チャックベリー"だと言っているほど。

そんなチャックベリーの曲のカバーです。デビュー前はジョンがボーカルを務めていたのですが、デビュー後はジョージの定番曲に。譲ったのかな。

Hold Me Tight

アルバムの9曲目は、ビートルズのオリジナルの曲。Hold Me Tightです。ポールマッカートニーの作品で、ボーカルもポールです。

とびきりの名曲というわけではないのですが、駄曲とするには言い過ぎかなという感じです。悲しいことに、ジョンも作者のポールもこの曲に関してはあんまり記憶にないそうで、「仕事で作った」との発言があります。

ただ、まあ逆に考えると、他の曲は「仕事で作った」わけでなく、やりたいこと表現したいことがカタチになっているということでしょうか。ビートルズは奥が深い。

You've Really Got A Hold On Me

10曲目はザ・ミラクルズが1962年に発表したYou've Really Got A Hold On Meです。モータウン系の楽曲にあたるそうなので、このころビートルズはモータウン系に凝っていたのかもしれませんね。Please Mr. Postmanもモータウン系ですしね。

ボーカルをとっているのはジョンレノン、コーラスはジョージハリスンです。改めて聞いてみると、やっぱりジョンのボーカルは渋いですね。ビートルズってあまり歌声は話題になりませんが(コーラスはとても高い評価を受けているのに…)、どっこい、ボーカルも凄いんだぞというのを確認させてくれる曲です。

とくに前作『Please Please Me』からの続く、ジョンのボーカルの渋さはなんなんでしょうね。まだ20代前半だったのに、圧巻の貫禄です。

I Wanna Be Your Man

11曲目はリンゴスターが歌うI Wanna Be Your Manです。作詞作曲は、レノンマッカートニー、完全共作の楽曲です。この曲はローリングストーンズ(The Rolling Stones)のヒット曲としても有名ですね(ベスト盤などに入っているのでストーンズバージョンも聞いてみてください)。

2ndシングルをどうするか悩んでしたローリングストーンズのミックジャガーとキースリチャーズも前で、ジョンとポールがこの曲を作りプレゼントしたという話は有名ですね。

あまりに簡単に作ったので、ミックとキースは「俺たちにもできるかも」と曲作りを始めたそうで、これがジャガーリチャーズの誕生秘話だそうです。このエピソードからもビートルズの凄さが分かりますね。

そんなI Wanna Be Your Manですが、何が凄いって歌詞が凄い。ほとんど、I Wanna Be Your Manの繰り返しなんです。それで1曲できるんですから(しかもヒット曲になってる)、恐ろしい。

リンゴのツアーの定番曲として、今なお親しまれている名曲です。

Devil in Her Heart

12曲目は、でました!Devil in Her Heartです。ビートルズのカバー曲の中で私が一番好きな曲です。歌っているのはジョージハリスン。なんかちょっとたどたどしい感じのボーカルがたまらなくいいんですよ。

もともとザ・ドネイズという黒人女性グループの曲だったそうで、原題はDevil in His Heartでした。ビートルズバージョンは、hisじゃなくherにアジャストされて発表されています。なんか不思議な感覚ですが、こういったタイトルの変更は昔はよくあったそうです。

この曲の聞きどころとしては、ビートルズお得意のコーラスです。ジョージの声に、ジョンとポールの声が乗っかってきます。ファンとしては至極の瞬間ですね。鳥肌が立つほどマッチしてるんです。

Roll Over Beethovenのカバーもしびれますが、やっぱりDevil in Her Heartです。おすすめの1曲です。

Not a Second Time

13曲目はジョンレノンの作品です。Not a Second Time。私は楽器の演奏ができないので、なんおこっちゃわからないのですが、コード進行が素晴らしいと評価を受けている作品です。とにかくすごいんだと思います。

おそらくですが、ビートルズの楽曲の中で最初に音楽的な分析がなされた曲なんじゃないでしょうか。当時、一段下のものとみられていたポピュラー音楽の中でも、最下層に位置していたであろうロックンロールに科学の目が入ったのです。

ロックンロールの地位向上がここに垣間見れます。

Money (That's What I Want)

『With The Beatles』のラストを飾るのがMoney (That's What I Want)です。こちらはカバー作品で、もともと1959年にリリースされたバレット・ストロングの曲です。

モータウンレーベルの前身レーベルからリリースされておりますので、この曲もいちおうモータウン系といっていいのかな(モータウンレーベルは1960年設立)。この時期のモータウンへの凝りっぷりがうかがえます。

のちにビートルズがアメリカに上陸した際に、唯一対抗できたのがこのモータウン系のミュージシャンだったという点を考えると、なんだか不思議な感じがしませんか。

もちろん演奏も素晴らしいのですが、やっぱりジョンのボーカルが凄い。迫力満点です。さすがドイツのハンブルグで鍛えていただけのことはあります。

以上、ビートルズの2ndアルバム『With The Beatles』の評価と全曲紹介でした。音楽なので文字だけでは伝わらない部分も多くあります。ぜひ、手に取って聞いてみて、ビートルズを体験してみてください。

冒頭の3曲でノックアウト間違いなしの作品です。カバー曲も秀逸で、ビートルズを語るには欠かせない作品となっております。

21週連続1位という記録を作った2ndアルバム。1stアルバムと合わせると51週連続1位!!イギリスでは、ほぼ一年間ビートルズが1位とい異次元の記録を作っています。冒頭の3曲で心をわしづかみにされます。All My Lovingを聞いたら間違いなくファンになります。カバー曲も名作ぞろい!

 

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