【入門編】ビートルズの人気の理由を厳選して4つにまとめました

ビートルズの歴史

ビートルズ(The Beatles)の解散が1970年なので、かれこれ50年以上が経過しました。ビートルズの名前は知っているけど、なんでそんなに有名なのかよく知らないっていう人も多くいらっしゃると思います。

  • ビートルズ!?
  • ジョンレノンがいたイギリスのバンドでしょ?
  • 超有名だよね
  • でも、何した人たちなの?
  • 偉いの?
  • スゴイの?どうなの?

と、いう方々は、ぜひ読んでいってください。人気の理由はざっくり4つにまとめました。ダイジェストでお送りいたしますので、3分くらいで読み終わると思います(YouTubeもあります。こちらもどうぞ)。

まずは、ざっくりとした概要からです。どうぞ。

イギリスのリバプール出身のご機嫌な四人組

ビートルズのメンバーは全部で4人。ジョンレノン、ポールマッカートニー、ジョージハリスン、リンゴスターです。

4人をそれぞれ一言で表現するなら…

  • ジョンレノン 「カリスマ」
  • ポールマッカートニー 「天才」
  • ジョージハリスン 「東洋と西洋の架け橋」
  • リンゴスター 「愛されキャラ」

一言じゃない気もしますが、気にしません。とにかくそんな感じです。その4人がそろってイギリスの北部の港町リバプール出身なのは神様のイタズラかな(

4人の出会いをきっかけに世界が大きく変わっていきます。そのあたりを次からサラリとまとめましたので紹介したいと思います。

人気の秘密 1 自分たちが作った曲でデビューした

デビューしたのは1962年の10月5日です。シングルLove Me Doでデビューしました。チャートの成績としては、イギリスで17位とまずまずの結果。

ふーん、そうなんだー。

で、終わりそうなところですが、実はここに今なお影響を与えているポイントが潜んでいるんです。それは、自分たちの作った曲でデビューしたこと。

当時、曲作りをする作家とミュージシャンは完全分業制。自分たちで曲を作って歌うことはほぼありませんでした。あのエルヴィス・プレスリー先輩ですら、作曲はしていないんです。

今では、自分で曲を作って歌うのはスタンダードっぽくなっていますね。実はこれビートルズの影響なんです。すごいですね。これも人気の秘密。

話がそれました。

Love Me Do でデビューした後、ビートルズはPlease Please Me、From Me To Youなどのシングルレコードをリリースして大ヒットさせます。デビューの翌年1963年にはイギリス全土、そしてヨーロッパで大成功を収めていました。

人気の秘密2 ロックンロールの本場 アメリカで大成功

ヨーロッパで人気者になったビートルズの次なる狙いはアメリカ合衆国です。世界で最も裕福な国、憧れのアメリカです。

そのアメリカでビートルズはI Want To Hold Your Handをいきなり大ヒットさせてしまいます。アメリカ上陸後に出演したテレビ番組(エド・サリバン・ショウ)の視聴率は約70%だったとか。

もう無敵ですね。

ビートルズが出演していた数分間、若者による犯罪が起こらなかったと言われるほど、みんなテレビにくぎ付けになったようです(

へー、アメリカでも人気者になったんだねー。

と、流してしまいそうになりますが、ここにもスゴイポイントが隠れています。このビートルズの大成功をきっかけに、イギリスのミュージシャンが次々とアメリカに進出、ヒット曲を飛ばすようになります。

いわゆるブリティッシュ・インベイジョンってやつです。

世界最強の国だったアメリカ合衆国が他国(イギリス)の文化に染まった現象で、それまでは文化面でのパワーバランスからも考えられなかった現象でした。

そのきっかけを作ったビートルズはやっぱりスゴイ!!

これもやっぱり人気の秘密。

人気の秘密 3 ロックを芸術作品に昇華させた

アメリカ上陸以降のビートルズの人気は表現のしようがないほど拡大していきます。もう若者以外の世代もビートルズを無視することはできなくなるまで、その存在は大きくなります。

1965年にイギリス王室がビートルズの4人にM.B.Eという勲章を授けるのはその象徴的な出来事かな。また、アメリカではジョンのキリスト教への発言の一部に反発して排斥運動なんかも起こっています。

良くも悪くも影響力が大きくなっていくなか、ビートルズは1966年の8月に突然、コンサート活動をやめてしまいます。理由は簡単に言うと「観客がうるさいから」です。

え!!そんな理由でコンサート活動をやめたの?

ビートルズってなんてわがままなバンドなの…と思ってしまいがちですが、ここにもスゴイぜビートルズ!ポイントが隠れているんですね。

それは、レコード制作に専念したことです。

コンサート活動では音楽を届けることができないと悟ったビートルズはレコードを表現の場に移すこと考えます。レコードなら静かに聞いてくれるだろうとの発想があったのかもしれませんね。

この期間に生み出されたのが、アルバム『Rubber Soul』と『Revolver』、そしてロックの最高傑作と評される『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』です(

特に『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』は、ロックを芸術に昇華させた作品として位置づけられています。社会的地位が高くなかったロックという音楽を芸術にしてしまったんですね。それはもう、スゴイの一言でしょう。

これは絶対に人気の秘密。

人気の秘密 4 横断歩道を文化遺産にした

『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』以降もビートルズは精力的に音楽活動を続けていきます。東洋の影響を自分たちの音楽に取り入れるため、インドに瞑想の修行にいったりもします。

あのGoogleも活用しているマインドフルネスですか!こりゃスゴイ!

と、うっかり現代的視点で見てしまいがちですが、当時としてはかなり衝撃的なことだったと思います。でも、西洋だけでなく東洋の思想や音楽にも目を付けていたのは、これまたビートルズのスゴイ!ところですね。

このころにリリースしたアルバム『The Beatles』(通称:ホワイトアルバム)は、そんなインドの影響をふんだんに受けた作品です。

現代音楽のすべてが詰まっていると言われる名作なのですが、一方で4人のソロ作品を集めただけの作品だとかいう批判もあります。平たく言うと、「昔ほど仲が良くない」なっていうのが分かる作品なんです。

ビートルズ自身もその点は自覚があったのでしょう。昔のように戻ろうと努力をするのですが(ゲットバック・セッション)、結局上手くいかず、徐々に解散へと進んでいってしまいます。

ただし、そこで普通に終わらないのがビートルズです。最後の最後に名作『Abbey Road』というアルバムを完成させます。

  • アビーロードって何?
  • あんまり詳しくないもんで…
  • 知らないよ

そんな方でも一度は見たことあるんじゃないでしょうか。あの有名な横断歩道のアルバムです。4人が横断しているあのジャケットのアルバムです。

あ!あのアルバムかー。ほー。

と、なんとなく納得して終わってしまいそうになりますが、ここにもスゴイぜビートルズ!ポイントがあります。ロンドンにあるあの横断歩道は今ではイギリスの重要文化財になっているんです。

理由はもちろんビートルズのジャケットで利用されたから。こんなのビートルズ以外に聞いたことありますか?その影響力は計り知れませんね。

これも人気の秘密。

いかがでしたでしょうか?簡単に歴史をなぞりながらビートルズのスゴイところをまとめてみました。まだまだスゴイところはあるんですが、それはまた別の機会に!

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もう少しビートルズを詳しく知りたい方は、歴史を押さえておきましょう。10分で分かるバージョンを用意しております。そして、忘れちゃいけない名曲ぞろいのシングルの歴史もあります。

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