06.『サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド』（最高傑作に挑戦）
6枚目でビートルズの最高傑作『サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド』です。アビーロードまで体験したらビートルズのことが何となくわかってきたと思います。でもこのアルバムはそれを裏切ります。ここがビートルズの凄いところです。この時点で聞いてみて「？？？」と、なっても最後の曲のA Day in the Life は聞き逃さないでください。このA Day in the Life の体験が今後のビートルズライフに大きく影響します。
07.『ザ・ビートルズ （ホワイト・アルバム）』（メンバーの個性を感じる大作）
7枚目は後期のホワイトアルバムです。いわゆる初期のようなポップな曲は一部にとどまりますが、何度聞いても飽きない曲がたくさん収録されています。ジョンのHappiness is a Warm GunやI'm So Tired、Yer Bluesといった楽曲の魅力はとても不思議です。ジョージのWhile My Guitar Gently Weepsも最高です。子供向けのOb-La-Di,Ob-La-Daも収録されています。とにかくいろんな曲が入っています。
初期の4作品『プリーズプリーズミー』『ウィズ・ザ・ビートルズ』『ヘルプ！』『ビートルズ・フォー・セール』は順不同
8枚目からの11枚目の『プリーズプリーズミー』、『ウィズ・ザ・ビートルズ』、『ヘルプ！』、『ビートルズ・フォー・セール』を聞く順番はバラバラでも大丈夫です。7枚目までに濃い味が続いたので、このあたりで初期のアルバムを堪能してください。
この4枚に共通するのはカバー曲が入っている点。最初のころは少し抵抗あるかもしれませんが、ホワイトアルバムまで聞きとおした今はもう大丈夫です。ビートルズの音楽のルーツを探るためにカバー曲も聞きこみましょう！
12.『レットイットビー』（終焉を迎えつつバンドの姿を感じる）
初期の4枚を聞いたのち、12枚目に『レットイットビー』Let It Be です。Two of UsやAcross the Universeなど名曲も入っていますが、どこかまとまりのなさを感じてしまうアルバムで、位置づけが非常に難しいアルバムです。このアルバムのあとにアビーロードを収録しているのだからビートルズってやっぱりすごい！
13.『イエロー・サブマリン』（唯一No.1になれなかったアルバム）
扱いに非常にこまるアルバムです。収録曲は全部で13曲ですが、後半の7曲目（レコードだとB面）からはジョージマーティンによるオーケストラが収録されています。ビートルズのアルバムの中で唯一No.1になっていないアルバムとして有名です。
- ビルボード最高位はおしくも2位！
- その時の1位はホワイトアルバム
- ！！
ただ、6曲しかビートルズの楽曲が収録されていないからといって油断してはいけません。ジョンレノンの犬ソングHey Bulldogやポールマッカートニーのお子様ソングAll Together Nowといった名曲も入っています。
購入して聞くのであれば、『イエロー・サブマリン〜ソングトラック〜』 (Yellow Submarine Songtrack)のほうが良いかと思います。
以上がビートルズのアルバム聞いてほしい順番でした。途中でベストアルバムやシングル集のパストマスターズシリーズを挟むのもアリだと思います！
基本自由に聞いてほしいのですが、いきなり『アビーロード』や『サージェント～』に挑むのはちょっとやめたほうがいいですよ、という提案でした。
全オリジナルアルバムの聞きどころを紹介。詳しいアルバムガイドです。購入に迷っている方は読んでください。 クリックして詳しく読む
もう少しビートルズを詳しく知りたい方は、歴史を押さえておきましょう。10分で分かるバージョンを用意しております。そして、忘れちゃいけない名曲ぞろいのシングルの歴史もあります。
手っ取り早くビートルズの最高傑作を知りたい方は、ロックの専門誌「ローリングストーン」誌が選出したオールタイムベストアルバムの記事を読んでください。ロックを含むポピュラー音楽史の中で評価の高いアルバムをランキング形式で紹介しています。
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